• 電脳せどりの短所は実店舗せどりで補完しよう!

    僕は現在、仕入れ手法として電脳せどりを主に取り組んでいます。

    僕が実店舗せどりから電脳せどりに切り替えた3つの理由

    家族が毎日車を使うので休日に実店鋪に出向いて仕入れに回ることが難しく、平日も本業が21~22時くらいに終わるので帰るころには主要なお店が閉まっており、今の生活環境では実店鋪せどりよりも電脳せどりの方が効率的なんです。

    といっても、実店舗せどりを捨てているわけではなく、この間も仕事帰りに時間があったのでブックオフと家電量販店へ出向いてきました。

    中古ゲームの仕入れはせどりをはじめた当初に集中して取り組んだので、ノウハウの蓄積もあり今でも得意なジャンルです。

    電車通勤なので両手でぎりぎり持てる程度に抑えましたが、商品1点毎のサイズが小さいので(ゲーム本体は超重いですが)、それなりの数量を仕入れることが出来ました。

    電脳せどりしか取り組んでいないと、「実店舗で仕入れるなんて時間と労力の無駄!!」なんて思う方も多いんじゃないかと思います。

    確かに、実店鋪にわざわざ出向いてリサーチを行い、重たい商品を持ち運ぶなんて、電脳せどらーからするとあまりにも辛い作業に思えるんですが、実店舗せどりには電脳せどりの短所を補って余りある長所があることも事実なんです。

    今回は、そんな電脳せどりと実店舗せどりの相補関係についてお話していきます。

    電脳せどりの短所とは

    まずは電脳せどりの短所を説明しましょう。

    電脳せどりは実店舗に出向く時間や労力が必要なく、いつでもどこでも仕入れができるので、忙しい会社員の副業に非常に向いています。

    しかしながら、電脳せどり特有の短所があるのも事実なので、この機会に覚えておいて下さい。

    利益率が低い傾向にある

    第1に、電脳せどりの仕入れ商品は利益率が低い傾向にあります。

    一概には言えませんが、30~40%を超えるような高利益率の商品を見つけるのは中々骨が折れる作業です。

    利益率が低くなる最大の要因は、ネットショップの値決め基準が一般のせどらーと同じくネット市場での商品販売を参考にしているからですね。

    特に、アマゾンやヤフオクといった大型サイトはネット市場の占有率が高いわけで、こういった大型サイトの価格を参考に値決めを行っているネットショップは少なくありません。

    このため、せどらーが販路とするアマゾンと、せどらーが電脳せどりで商品を仕入れるネットショップとの間で、商品価格に差が生まれにくいわけです。

    回転率が低い傾向にある

    第2に、電脳せどりの仕入商品は回転率が低い傾向にあります。

    回転率
    商品を仕入れてから実際に売れるまでの期間を表す指標

    出品してから数日以内に売れる商品は回転率が高いと言っていいでしょう。

    実際のところ、回転率が高くて利益も取れる商品もネット上にたくさん存在するのですが、ネット市場では全国各地に存在する膨大な数のせどらーが仕入れの目を光らせているため、目ぼしい商品はあっという間に売り切れてしまいます。

    しかも、目ぼしい商品を仕入れられたとしても全国各地のせどらーがこぞってアマゾンに出品するわけですから、供給過多による値下がりがおこる可能性があります。

    要するに、電脳せどりにおいて利益が取れる高回転商品はすぐに売り切れてしまうので仕入れづらく、例え仕入れられたとしても値下がりに巻き込まれて利益が取れない可能性もあるので、結果的に回転率の低い商品を仕入れざるを得ないといったところですね。

    実店舗せどりの長所とは

    次に、実店舗せどりの長所について説明します。

    実店舗せどりには以下の2つの長所があり、これによって電脳せどりの短所を補うことができます。

    地域や店舗ごとの特性を活かせる

    実店舗においては、陳列商品や商品価格が地域や店舗ごとに大きく異なるので、この特性を活かして実店鋪せどりの仕入れを行うことができるのです。

    必然的に利益率の高い商品や回転率の高い商品が仕入れやすくなりますね。

    具体的に説明していきましょう。

    ネットショップの見込客は全国各地に存在しますが、実店舗の見込客はその地域に住んでいる人に限られます。

    つまり、実店舗は地域毎に見込客の性質が異なるので、取扱商品や商品価格が他の店舗とは異なるという特徴があるのです。

    例えば、沖縄のショップAと北海道のショップBのそれぞれが湯たんぽを取り扱うとします。

    この場合、湯たんぽの需要が大きいのは明らかに気温の低い北海道のショップBですよね。

    このため、同じ湯たんぽでも北海道のショップBは沖縄のショップAに比べて多くの数量を発注するはずであり、ショップBは湯たんぽを大量に仕入れて安く販売することで同じ地域の他店に対しても競争力を獲得しようとします。

    つまり、せどりの仕入れを行う側としても、ショップAよりショップBの方が安く湯たんぽを仕入れられる可能性が高いわけです。

    大量仕入れを行う地域の実店舗では商品を安く仕入れられる可能性がある
     それでは、湯たんぽは沖縄より北海道の方が絶対に仕入れやすいのかと言うと、決してそんなことはなく、場合によっては沖縄のショップAでも湯たんぽを仕入れられる可能性があります。

    それは、湯たんぽが大人気で、特に需要の高い北海道では常時品切れとなっているような場合です。

    いくら湯たんぽが大人気と言っても、気温の温かい沖縄における需要はそれほど高くないはずなので、沖縄のショップAでは湯たんぽが売れ残っていることがこともあるのです。

    そうすると、沖縄のショップAで仕入れた湯たんぽをネット上で高値で販売することも可能になるわけですね。

    需要の低い地域の実店舗ではネット上で需要の高い商品も在庫として残っている可能性がある
     

    在庫処分品を狙える

    実店舗では、不要な在庫を安値で販売する機会があります。

    実店舗せどりではこの在庫処分品を狙って仕入れを行うことができるので、利益率の高い商品や回転率の高い商品を仕入れることが可能になります。

    具体的に説明していきましょう。

    ネットショップの場合、商品の出品に制限がないので在庫がなくならない限りは出品ページを残しておくことができます。

    要するに、ネットショップは商品を無限に陳列することができるわけですね。

    その一方、実店舗では店頭に置ける商品数は限られるので、新商品が出るタイミングで旧商品を処分せざるを得ません。

    旧商品といっても、新商品と何ら変わりなく売れていくものがあるのにもかかわらずです。

    つまり、実店舗ではまだまだ売れる商品でも店頭商品の入れ替えに伴って在庫処分せざるを得ないことが多々あり、そんな在庫処分品を狙って仕入れを行うことでネット上では高回転で売れる商品を安く仕入れることが出来るのです。

    ネット上ではまだまだ需要の高い型落ち品を実店鋪では在庫処分品として安く仕入れられる可能性がある
     

    電脳と実店舗のハイブリッドせどりで収益安定化

    このように、実店舗せどりには電脳せどりの短所を補う長所があり、電脳せどりと実店舗せどりを組み合わせることで収益を安定化させることができます。

    例えば、普段は作業効率の高い電脳せどりを中心に仕入れを行い、しばらくして利益率が下がってきたり商品在庫が増えてきたりといった事態が起これば、電脳せどりを一時的にセーブし実店舗せどりを行ってみましょう。

    これにより、実店鋪せどりで電脳せどりの短所を補完し実績を回復させることができます。

    このようなハイブリッドせどりによって長期的に収益を安定化させて行くことができれば、せどりだけでも毎月安定して生活費を生み出すことができ、ひいては独立起業といった次なる展開への足場を固めることができます。

    終わりに

    以上、実店舗せどりによる電脳せどりの短所の補完について説明してきました。

    念の為言っておきますが、電脳せどりと実店舗せどりのどちらか一方だけでもせどりは十分稼げます。

    ただ、どちらか一方だけに留まらず両方できるようになることで収益をコントロールしやすくなるので、電脳せどりと実店舗せどりを両方こなせるハイブリッドせどらーを目指して取り組むといいですね。

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