• 1日中インプットばかりしていた僕がアウトプット下手を克服した方法5選

    「今日は勉強頑張るぞ」とか「明日までに書類をクライアントへ送ろう」と思っても、教科書を読んだり簡単な単純労働を優先したりして気付いたら1日が終わっていることってありませんか?

    僕自身もアウトプットが大の苦手で、直近でも4ヶ月ほど前にこんなTweetをしています。

    僕の場合、個人で働いているため仕事のデッドラインが特に決まっておらず、自らアウトプットしていかないと収入もなくなってしまいます。

    だからこそ、苦手なりにもアウトプットへの意識を高める試行錯誤は繰り返していますし、その結果少しずつ行動が伴ってきた感はありますね。

    本記事では、インプットばかりで結果が伴わない人へ、アウトプットの質・量を増やすために僕が実践して役立った方法を5つ紹介していきます。

    なぜインプット偏重型人間になってしまうのか

    アウトプットの第一歩を踏み出すのが億劫な理由といえば、代表的なところでこの3点が挙げられます。

    アウトプットが苦手な理由

    • アウトプットが面倒くさい
    • 行動して失敗することへの恐怖
    • インプットから始めることが習慣化してしまってる

    アウトプットが面倒くさい

    そもそも、インプットって簡単じゃないですか。

    • 教科書を読む
    • 仕事の資料を揃える
    • ネットサーフィンで情報収集

    どれもこれも他人を巻き込むことなく自己完結できるし、考えて答えを導き出するという思考作業が必要ありません。

    ベッドに寝転びながら、スマートフォンでyoutubeアプリを開いてお気に入りのPVを見ることを面倒だなんて思わないじゃないですか。

    その一方で、アウトプットはとにかく面倒くさい。

    • 問題集を解く
    • 会議資料を作成する
    • クライントに納品する

    全てが思考作業であり、他者との関係の中で行動する必要があるので、なかなか重い腰が上がらない。

    僕は会社員時代から副業でネットビジネスをしていたんですが、好きで始めたはずなのに毎日続けることができなくて。

    好きなことですら、アウトプットするのって面倒なんですよ。

    行動して失敗することへの恐怖

    必死に頑張ってアウトプットしたのに結果が伴わなかったら辛いですよね。

    自分で考え、成功に向かって行動し続けたのに、失敗して徒労に終わってしまった。

    その失敗を避けるために、そもそも行動しないという選択をとってしまうのが人の常です。

    • もしも上司に怒られたら…
    • もしも受験に落ちたら…
    • もしも起業に失敗したら…

    失敗するということを、それまでの過程が無駄になることと同義だと思っていると、必然的に失敗を避けてアウトプットに消極的になっていきます。

    インプットから始めることが習慣化してしまってる

    とにかく全部インプットしてからじゃないと行動に移せない…

    こういう人ってすごく多いと思います。

    僕自身もその1人で、学生時代は教科書を隅から隅まで読んで、必要であろう公式も一通り覚えて、それからじゃないと問題集を解くのが嫌でした。

    社会人になって弁理士試験の勉強をしていたときも、資格学校の講義をひととおり受けてからじゃないと過去問を解く気になりませんでした。

    このように、全てをインプットしてからでないとアウトプット出来ない行動習慣が身についていると、何を始めるにしても最初の情報収集に多大な時間を費やしてしまうことになります。

    アウトプットを効率の良いインプットと捉えるべき

    インプットしてからアウトプットするという一連の流れは、理にかなっているようで実は大きな落とし穴があります。

    インプット重視の落とし穴

    無駄なインプットに膨大な労力を費やし、アウトプットして結果を出すまでに多大な時間を要する。

    インプットばかりでアウトプットが疎かになってしまう人は、インプットによって問題解決の手段を明確化し、それにより確実に問題を解決しようと考えます。

    だけど、アウトプットしてみないと問題の本質は分からないですよね。

    野球をやったこともない人が自分の投球フォームのどこに問題があるのかなんて分かるはずもない。

    そんな状況で、いくらスポーツ雑誌を読み込んで正しい投球フォームの情報をインプットしたところで、自分の投球フォームの改善に必要な情報はその中のほんの一握りかもしれないし、もしかしたらインプットした情報の中に答えがないかもしれない。

    逆に、少しのインプットで投球フォームの基本を抑えて、実際に投球練習をしてみたら、自分のフォームの問題点が浮き彫りになり、何を改善すればいいか明確になります。

    つまり、アウトプットによって『何が足りないのか』や『どこに問題があるのか』を理解すれば、インプット効率が劇的に上がり結果を出すまでのスピードが加速するんです。

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    40万部を超えるベストセラーとなった「学びを結果に変えるアウトプット大全」でも、【インプット:アウトプット=3:7】が成長を加速させる黄金比であると脳科学的に説明されています。

    いかにアウトプットを重視することが大切かわかりますね。

    アウトプット下手を克服する方法5選

    インプットばかりに逃げていた僕ですが、副収入目的でネットビジネスをはじめてからというもの、アウトプットの質と量を向上することを意識するようになり、いつの間にやら個人起業を果たすまでに自己成長を遂げてきました。

    プロフィール

    まだまだ道半ばではありますが、今の僕が実際に試して効果があったなと感じる『アウトプット習慣を身につける5つの方法』を紹介します。

    プロジェクトを細かいタスクに分解する

    大きなプロジェクト単位で仕事や勉強の管理をしていると、アウトプットに着手するのが億劫になってしまいます。

    • この問題集を2ヶ月で終わらせよう。
    • 来週の会議までに新規サービスのモデリングを完成させよう。
    • 今日中にブログを1記事書こう。

    どれもこれも目標が大きすぎて、どれだけの作業量をこなせばいいのか不明確。

    しかも、期限までたっぷり時間がある(ように見えてしまう)。

    そのため、膨大な作業量を前にして行動の一歩が踏み出せなかったり、まだ時間があるので今はインプットの時期と考えてしまったりして、アウトプットを後回しにしてしまうんですね。

    そこで、アウトプット作業が必要になる大きなプロジェクトは、20~30分程度で終わるタスクに細かく分解してスケジュール管理をするのがオススメです。

    問題集を終わらせたいなら…

    • 大問Ⅰの設問(1)
    • 大問Ⅰの設問(2)
    • 大問Ⅰの設問(3)
    • 大問Ⅰの答え合わせ
    • 大問Ⅰに関するインプット
    • 大問Ⅱの設問(1)
    • ………

    このように細かくタスクを分解すると、以下の3つの理由からアウトプットが億劫になりません。

    最初の一歩を踏み出しやすい

    タスクを細切れにするとそれをこなすのに必要な時間をある程度把握できます。

    しかも、その必要な時間が20~30分程度と短い。

    すると、「とりあえず手を付けてみよう」と思えるので、アウトプットの最初の一歩を確実に踏み出すことができます。

    モチベーションを維持できる

    アウトプットには終わりが見えない不安がつきものです。

    そこで、タスクを細かく分けて一つずつ消化していくことにより、確実に前進しているという感覚を保つことができます。

    インプットとの境界が見える

    インプットとアウトプットの境界が曖昧だと、アウトプット作業中だったのに気付けばインプット作業に逃げているなんてことも起こります。

    タスクを細かく分解すると、インプット作業とアウトプット作業を明確に切り分けることができ、「ここまで進めれば次はインプット作業だから楽できる!」と前向きに仕事や勉強を進めることができます。

    午前中に思考が必要な作業をする

    インプットした後じゃないとアウトプットができないという人は、1日単位でみても、情報収集やデータまとめを優先し、その後に思考が必要な作業に取りかかる傾向にあります。

    午前中にメールのチェックや会議資料のデータ集めをして、午後から資料作成に取りかかるみたいな。

    でも、これって逆の方が圧倒的に効率がいいんです。

    午前中、つまり朝起きて脳が覚醒へと向かう時間帯にこそ、思考が必要な作業をこなすことで、ポジティブにアウトプットへ向き合えるし、頭も冴えて質の高いアウトプットができるようになります。

    アウトカムを意識して行動する

    アウトカムとは?アウトプットによって得られる結果や成果

    例えば副業で物販を行う場合、

    販売商品をリサーチして仕入れるという作業がアウトプットであり、

    販売商品が実際に売れて利益が出たらそれがアウトカムですね。

    日々仕事や勉強に向き合っていると、いつの間にか目の前のプロジェクトを進行することや問題を解き終えることにのみ集中しがち。

    だけど、本当に大事なのはアウトプット自体じゃないんです。

    そのアウトプットによって、どんなアウトカムが得られるのか。

    アウトカムを明確にしていれば、アウトプットに対するモチベーションも上がります。

    逆に、アウトプットの先に大したアウトカムがないのであれば、こんなアウトプットは辞めてしまえとスパッと割り切ることもできますね。

    感じたことを全てSNSで発信する

    TwitterなどのSNSを使って、日々感じたことや気付いたことなどを投稿することは、一番簡単にできるアウトプットの一つです。

    それこそアウトカムがないから意味ないじゃん。

    いや、そんなことはないんですよ。

    ハードルの低い小さなアウトプット経験を積み重ねることは、アウトプットの習慣化に大いに役立つことで、Twitterで何となく呟いたことがアウトカムに繋がることもよくあります。

    例えばこの記事なんて、Twitterで「自分はアウトプットが苦手だ」と呟いたことが発端となって生まれた一つの成果物ですよね。

    SNSには世界中に人たちが集っていますから、自分のアウトプットが他人のインプットになるし、その逆もしかりです。

    SNSを使った自己発信で、アウトプット習慣が付き、良質なインプットとアウトプットの螺旋が生まれていきます。

    運営者のTwitterはこちら

    仕事とプライベートの立ち位置を逆転させる

    仕事や授業絶対に外せない時間

    プライベート仕事や授業に合わせて流動的に動かせる時間

    普通の学生や会社員はこういう時間感覚を持っています。

    仕事が終わらないからプライベートを削って残業するなんて、まさしくこの典型ですね。

    この時間感覚を逆転させてしまいましょう。

    • プライベートは絶対に外せない時間。
    • 仕事はプライベートに合わせて流動的に動かす時間。

    会社員がプライベートを優先するなんて無理があると思うかもしれません。

    でも、それでもいいんですよ。

    平日20時以降は家族団らんの時間!

     

    日曜日の午後からは趣味のツーリングに出かける時間!

    こうやって、プライベートの時間こそ絶対に外せない決定項だと捉えることができれば、プライベートを仕事が侵食しないようにどうやって仕事をこなしていくべきか逆算する思考が定着します。

    20時までに家に帰らないといけないなら、19時までに仕事を終わらせるためにどんな手順でタスクをこなしていくべきか考えるようになります。

    当然、アウトプットを重視しなければ仕事の効率は上がらずにプライベートが侵食されますから、必然的にアウトプットに全力を注ぐようになっていきますよ。

    終わりに

    どんなにアウトプット下手な人も、スケジュール管理や生活習慣を少し変えてみるだけで状況は劇的に変化します。

    僕自身の例で言えば、インプットばかりで一日を過ごしていた自堕落な生活から、上述したようなちょっとしたライフハック術を取り入れてネットビジネスに向き合うことで、大いにアウトプットの質・量を向上させることができました。

    それなりに忙しい会社員生活を送りながらも、個人起業を果たすに至るほど副業で実績を伸ばすことができたのは、間違いなくアウトプットに対する向き合い方が変わったからだと実感します。

    副業せどりで月商100万円を達成した方法|当時の流れと考えていたことをまとめました。

    仕事、勉強、副業、趣味など、どんな分野であっても、アウトプット先行型の人は勢いよく成長できるし、明らかに人生の濃度が高くなっていきます。

    本記事で示した5つの方法はほんの一例に過ぎませんが、少しでもあなたのアウトプットを向上させる参考になれば幸いです。