• ランキング基準を覚えて仕入れの判断をしよう!回転率を踏まえた平均ランキング一覧。

    実店鋪で中古ゲームを仕入れるにしても、電脳せどりで新品家電を仕入れるにしても、「この商品は仕入れたら本当に売れるのか?」を予想して仕入れの可否を判断する必要があります。

    Amazon価格と仕入れ価格に大きな価格差あり、高利益率が見込めたとしても、実際に出品した際に売れないのであれば、それは仕入れ価格分だけ赤字を出すことと同じです。

    このため、「Amazonに出品したら本当に売れるのか否か」をチェックした上で、仕入れを行う必要があることに注意しましょう。

    本記事では、Amazonでの売行きを表すランキングの基準を明らかにしていきますので、仕入れの際の参考にしてください。

    追記
    2019年、モノレートの機能アップグレードによって3ヶ月間の商品販売個数をチェックできるようになり、ランキングに頼らない仕入れ判断が可能となりましたので以下の記事も参照ください。
    最新版モノレートの見方を徹底解説。入金額や販売数から最速で仕入れ判断を行う方法。

    モノレートでチェックすべき平均ランキングとは?

    Amazonにおける売行きの確認は、モノレートというサイトの『平均ランキング』で確認します。

    参考 モノレートモノレート

    モノレートを開き、対象の商品名を検索窓に入力して詳細情報を検索します。

    検索した商品の詳細ページを開くと、このような表示がされます。

    下方へスクロールすると、このように3つのグラフが表示されます。

    上画像と下画像の両方に『ランキング』という文字が表示されていますが、ここで確認すべきは下画像の『平均ランキング』です。

    平均ランキングとは、指定期間(ここでは直近3ヶ月)におけるAmazonでの商品売行きを表す指標であり、平均ランキングが高ければ高いほど、その商品がここ最近Amazonで安定して売れているということです。

    この平均ランキングを視覚的に表したのが赤枠で囲ったグラフであり、1日に1回でも商品が売れればグラフが下に折れ下がる仕様になっています。

    この商品は、3ヶ月間でグラフが何度も折れ曲がっているので、「この商品をAmazonに適正価格で出品したら、おそらく売れるだろう」という予測がつきますね。

    なぜ平均ランキングの基準を持つ必要があるのか?

    Amazonでの売行きを確認し、直近数ヶ月間でその商品が売れているのであれば、この先も売れる可能性があるため、仕入れ対象になると判断することが出来ます。

    ただし、ここで注意点があります。

    たとえ直近数ヶ月で商品が売れていたとしても、平均ランキングが低すぎる場合、すなわち販売頻度が低すぎる場合は、その商品を仕入れ対象から除外しなくてはなりません。

    なぜなら、仕入れた商品が何ヶ月にもわたって売れ残り続けるのであれば、キャッシュフローが悪化していくからです。

    具体的にお話しましょう。

    例えば、こちらのランキングを御覧ください。

    グラフが2回折れているので、少なくとも3ヶ月で2つはこの商品が売れているということになります。

    しかし、だからといってこの商品を仕入れて出品した場合、どれだけ速くても1ヶ月半、ライバル出品者がいることを加味すると3~5ヶ月は経過しなければ売れないということになるんです。

    こういった商品ばかりを仕入れていると、仕入れ資金をなかなか回収することが出来ず、ただ在庫ばかりが貯まっていって手元のキャッシュが底をついてしまうという悪循環に陥ってしまいます。

    こういった問題を回避するために、「出品してからある程度の期間で売れてくれる商品だけを仕入れる」必要があり、そのために仕入れ基準として「平均ランキング〇〇位以内」という指標を持っておいた方がいいということになります。

    平均ランキングの基準を紹介

    ランキングはカテゴリーごとに設定されていますので、各カテゴリーの平均ランキング基準となる数値指標を把握しておきましょう。

    僕のおすすめはざっくりとこんな基準ですね。

    平均ランキング基準

    ミュージック
      90,000位以内

    DVD
      50,000位以内

    ホーム&キッチン
      90,000位以内

    家電&カメラ
      65,000位以内

    スポーツ&アウトドア
      50,000位以内

    おもちゃ、ホビー
      50,000位以内

    文具・オフィス用品
      40,000位以内

    カー&バイク用品
      40,000位以内

    ヘルス&ビューティー
      35,000位以内

    パソコン・周辺機器
      25,000位以内

    ゲーム
      9,000位以内

    楽器
      6,000位以内

    ソフトウェア
      2,500位以内

    ここでも一つ注意点があります。

    こういった平均ランキング基準は、あくまでも基準に過ぎないので絶対にこれを遵守しないといけないわけではありません。

    例えば、資金が潤沢にあって、数ヶ月間くらい仕入れ資金を回収できなくても問題ないのであれば、もっとランキングの低い商品を仕入れてもいいし、逆に資金があまりなくてクレジットカードの支払日までに必ず仕入れ資金を回収しなければならないのであれば、ランキング基準をもっと厳しくした方がいいです。

    要するに、個人の資金事情に合わせて基準は変わっていくものだということですね。

    なので、せどり初心者の方はまず上記の基準で仕入れに挑戦してみて、その後自分に合うように基準を調整していけばいいですよ。