せどりに取り組んでいると、Amazon出品者登録に電話番号が必要だったり仕入れの際にスマホアプリを使ったりするので、スマホ1台だとネットビジネス用途とプライベート用途が混在することになります。
とはいえ、スマホ2台持ちに抵抗がある人も多いんじゃないでしょうか。
特に、まずは副業で少しでもお金を稼ごうという段階ならなおさらのこと。
そう思っても無理はないかなと。
ちなみに僕自身はスマホ2台持ちです。
かれこれ3年くらいは2台持ちを続けていますね。それだけ2台持ちにメリットを感じているということです。
そこで今回は、せどりに取り組むに際してスマホ2台持ちが必要か否か、僕の実体験も踏まえてお話していきます。
独立起業を意識してスマホを新規契約した
僕は現在、インターネットビジネスで独立起業を果たし、仕事もプライベートもあまり境目のない生活を送っています。
「起業したんだったらビジネス用のスマホを持つなんて当たり前なんじゃ?」と思うかもしれないですけど、僕の場合は起業前の副業時代からずっと2台持ちなんですね。
プライベート用のスマートフォンは3大キャリアのauで契約したiPhone、そしてビジネス用のスマートフォンはLINEモバイルで契約した格安スマホです。
ビジネスに使用している格安スマホ
現在の活動はせどりだけじゃなく、情報発信メディアの運営やせどりのコンサルティングなど多岐にわたるので、これらのすべてにLINEモバイルのスマートフォンを使用している状況ですね。
ビジネス全般に使用しても過不足はなく、特に不自由を感じたことはないので、取り組んでいるネットビジネスがせどりだけならなおさら格安スマホで十分だと思います。
正直最初の頃は、
副業始めたての頃で、モチベーションが高すぎて色々思い切って揃えちゃうみたいな。
だけど、いざプライベートとビジネスでスマホを分けてみると、これが何かと便利で。
せどりなんて電話番号1つあれば始められるので、スマホ1台でも特に不自由することはないと思うんですけど、実際に2台持ちしてみると、プライベートとビジネスで切り分けたほうが圧倒的に作業効率が上がるということに気づきます。
ちょっとお金はかかるけど、長い目で見ると作業効率が上がって得することになる。
一種のライフハックですよね。
副業でせどりに取り組んでいるような状況の人でも、プライベート用とは別にスマホを持つ価値は十分にあると言い切れます。
せどりの作業を1台のスマホに集約して効率化
せどりでの実績アップは効率化に対する意識の高さが重要だということは、当『Life Buffering Media』でも度々お話しています。
徹底的な効率化がせどりの収入アップに対する大きな武器になる!5km先の離島へ手作りのダンボール船で渡る競争をするとして、1時間でシンプルな箱状の船を作り上げて手漕ぎで出発するよりも、2時間かけてでも頑丈な船とオールを作り上げて出発した方が圧倒的に早く目的の離島にたどり着けます。
前者に比べると、後者は1時間という時間的自己投資が必要になるものの、大海原に飛び出してからは圧倒的に効率よく船を進めることが出来るので、結局勝つのは後者なんです。
これとまったく一緒で、スマホ2台持ちにすることで「スマホ1台分の通信料」という金銭的自己投資が必要になったとしても、それによりせどりの効率アップが見込めるなら、長期的視点で考えればビジネス用のスマホを持った方が得なのは言うまでもありません。
そして、プライベート用のスマホとせどり用のスマホを分けることは、以下の3つの理由でせどりの効率アップに間違いなく繋がります。
購入者からの電話連絡であることが明確に分かる
作業効率アップに繋がる一番の理由は、出品アカウントに登録する電話番号をビジネス用のスマホの番号に設定できるという点です。
ビジネス用のスマホを一台持っておけば、お客さんからの電話連絡はすべてビジネス用のスマホに入ってくることになります。
Amazonで商品を出品する場合、特定商取引法に基づく表記として電話番号を一般公開する必要があるんですよね。
なので、ネット上に自分の電話番号が載ることになります。
普通の感覚ならプライベートに使用する個人の電話番号がネット上に載っちゃうってあまり気持ちのいいことではないですよね。
そして、この電話番号はお客さんとの連絡窓口になります。
自分の出品商品を買ったお客さんから、何らかの事情でクレームが入る場合など、すべてこの電話番号に連絡が入るということです。
正直、クレーム対応って気が滅入るんですけど、それでもお客さんには真摯に向き合わなければ自身のショップ評価に悪影響が出る可能性もあります。
今後長きにわたってせどりでの収益化を図っていくのであれば、お客さんからの電話には必ず出て丁寧な対応で問題解決をしていく必要があるんです。
ところが。
もしもプライベートとビジネスでスマホを分けていなかったとしたら、プライベートの連絡に紛れるようにして知らない番号から電話がかかってくることになります。
- ただの迷惑電話?
- 電話番号を消失した旧友からの電話?
- 本業の上司からの仕事に関する重大な電話?
- Amazon購入者からのクレーム電話?
電話番号がわからない以上、誰からかかってきたのかもわからないし、要件もわからないじゃないですか。
それに、一か八かで電話をとって「はいもしもし、〇〇ショップ代表の✕✕と申します!当店をご利用いただきありがとうございます!」なんて言うわけにもいかない。
電話の相手が友達や上司だったら、「は?何言ってんの??」ってはなしです。
なので、プライベート用のスマホに知らない番号から電話がかかってくると、一旦スルーしてしまったり、あるいはそのまま放置してしまったりするんですよね。
- 一旦無視する。
- 電話番号を調べる。
- 掛け直してみる。
そんなステップを踏んで電話をかけ直したところで、結局お客さんなのか誰なのかわからないので様子を伺いながら有耶無耶な連絡をするしかない。
すると、お客さんからの心象が悪くなる。
これって、「時間をかけて回り道をしたあげく、その道が安全じゃなかった」ようなもので、時間効率も悪ければ問題が起こるリスクもあるっていう最悪の状態だと思うんですよ。
それだったら、お客さん対応専用の電話番号を持っておいた方が絶対にいいです。
ちなみに、せどりである程度販売実績がついてくると、卸売業者から登録電話番号に連絡が入ることがあります。
そんな連絡があれば、良好な卸売業者との関係を築くチャンスになりますね。
そんなチャンスを逃さないためにも、ビジネス関係の電話にはすぐに出られるよう、プライベートとは別にスマホを持っておくのがいいかと。
ショップのメルマガなどを個別に管理できる
電脳せどりに取り組むにしても、実店鋪せどりに取り組むにしても、各店舗におけるセール情報をいち早く察知する必要があります。
安く仕入れることが出来れば、それだけ大きな収益をあげることができるわけで、セールで仕入れた方がいいのは言うまでもないですよね。
で、そんなセール情報をいち早く掴むために複数のショップのメルマガに登録をします。
すると、毎日のようにあらゆる店舗からメールが入ってくることになるんです。
また、Amazon出品登録をして実際に商品を販売しだすと、商品の販売・返品・返金といったアクションがある度にAmazonから何かしらのメールが入ってきます。
要するに、せどりに取り組むようになると多種多様なメールを毎日何十通も処理しなければならないんですよ。
もちろん、ほとんどは読む必要もないような形式的なメールなんですけど、中には重要なメールも含まれており、見過ごすわけにはいきません。
そんな中、プライベート用のスマホで全てのメールを一元管理していると、多くのメールに埋もれて重大なメールを見過ごしてしまうリスクが高くなります。
そう思う人もいるだろうし、まあ最もな意見だと思います。
例えば、iPhoneを使っている人であれば、デフォルトのメールアプリでプライベートのメールを管理し、それとは別にGメールアプリを取得してそちらでビジネス系のメールを管理するとか。
ただ、プライベート用のスマホにせどり関連のメールがバンバン入ってきて、せわしなくプッシュ通知がくると鬱陶しいですし、何よりも通知がくるたびに気になってメールを開封していると結構な時間を無駄にします。
ライフハックの基本中の基本なんですけど、一つのタスクに取り組んでいるときは、他のタスクを頭の片隅にも入れないように極力排除しておいた方が、効率的に作業を進めていくことができます。
せどりに取り組んでいるときはせどりのことだけを、プライベートな時間ではプライベートなことだけを、それぞれ考えて生活できるような環境づくりで、仕事効率も大きく飛躍するものです。
ちょっと脱線しますが、僕はブログ記事を書くとき、必ず集中力がピークを迎える朝の時間帯に、すべてのスマホやガジェットを遠ざけて『記事を書くしかできない状況』を作って、作業をしています。
ブログ初心者が書き方を学ぶ前に。記事を量産するライフハック5選。このようなライフハック的な部分にも目を向けることで、明らかに1日にこなせるタスクの数が増えたと実感しています。
そういった意味でも、せどりに取り組むときは、プライベート用のスマホを遠ざけて、ビジネス用のスマホだけで作業できる状況を作っておくといいですね。
電池消耗などの仕入れ中に気が散ってしまう要素を排除できる
せどりに取り組む上で、便利なスマホアプリがたくさんあります。
特に、実店鋪でせどりを行う場合は『せどりすと』や『Amacode』といった仕入れアプリの使用はかかせません。
丸一日車で仕入れに回るときなんて、ほぼ一日中アプリを起動して商品リサーチをすることになります。
一日中スマホでアプリを開き、データ容量をたくさん使ってでも効率的にリサーチをしていくことが必要になるということです。
当然、そうなればスマホの電池消耗も激しいです。
確かにそのとおりで、僕自身もスマホ2台持ち+念のためにモバイルバッテリーを持って仕入れに出かけますよ。
だけど、モバイルバッテリーを付けたり外したりを繰り返す時間すら無駄でしかなく、一々電池の減りを気にしていること自体が仕入れの効率化を妨げていることに気付いた方がいいです。
それに、プライベートとビジネスが混在した1台のスマホで仕入れに出かけると、リサーチ途中でプライベートの連絡が入ってきてそちらに気がいってしまうことだってあります。
- 家族・友達から何気ないLINEが入る
- 払い忘れていた車税の請求メールが入る
- 会社の上司から呼び出しの電話が入る
ぶっちゃけ、こんな内容の連絡は後から確認したって問題ないわけで、なるべく不要な情報はシャットダウンして仕入れに集中し、後から「遅くなりました」と一言添えて連絡すればいいんですよ。
仕入れ中はその作業に没頭した方が絶対に効率が上がります。
せどり初心者の方は、誰でもたくさん稼げる魔法のようなノウハウを探そうとしがちですけど、そもそも魔法なんて世の中に存在しません。
じゃあ、実際に稼いでいる人が何をやっているのかと言えば、己の技術を磨くことはもちろんのこと、その高い技術を最大限活かすための環境づくりに力を注いでいるんですよ。
それこそ、僕がこれまで出会ってきたせどりのビジネスオーナーたちは、高い仕入れスキルを持っているのはもちろんですが、これを存分に活かせるように『作業の能率を上げるライフハック』を意識してる人がめちゃくちゃ多いです。
仕入れ中に気が散る要素をシャットダウンするということも、ライフハックの一つであり、そのためにスマホ2台持ちという選択をすることは有益じゃないかなと。
独立起業を目指すなら早いうちに2台持ちを
副業時代からスマホ2台持ちをしていた体験を踏まえ、たとえ副業であってもせどりに取り組むにあたってビジネス用のスマホを持っておいた方がいいというのが僕の見解ですね。
当然、独立起業を目指すなら尚のことビジネス用スマホが必要になります。
理想のライフスタイルを実現するためには、自分だけの働き方を創り上げていく努力が絶対であり、そのためには既存のネットビジネスで実績を出した後に情報発信へと移行していくのがごく自然な流れだと思います。
ネットビジネスを小遣い稼ぎで終わらせない!『Life Buffering!』で現実を理想へ溶け込ませる生き方 part.1 自分だけの働き方を発明するってかっこよくない?『Life Buffering!』で現実を理想へ溶け込ませる生き方 part.2インターネットを通じてライフスタイルそのものを提示し、他者の共感を生むことにより自分だけの価値を付加していくことが出来る現代。
あらゆる情報発信媒体で他者との立体的なコミュニケーションを図っていくことで、自分だけのオリジナルな働き方をつくることができるようになりました。
だいぶ堅苦しい表現なんで、簡単に言ってしまうと、
インターネットやSNSのおかげで知らない人と出会えるようになったんだから、1人で黙々とせどりだけやってないで、ネット上でどんどん発信していこうよ。
そしたら自分オリジナルの働き方も作ることができて、楽しく稼いでいけるよ。
こんな感じでしょうかね。
そして、最近のSNSやチャットサービスって、LINEにしてもFacebookにしてもそうですが『1電話番号1アカウント』という制約が付くものが多いんですよ。
となると、プライベート用とビジネス用とでスマホを分け、それぞれの電話番号を持っておいた方が目的別にアカウントを作れるというメリットもあります。
漠然とでも「将来は独立して自分の力でビジネスをつくっていきたいな」と思っているなら、後々になって不自由しないようにスマホを分けておく方が得策だと思いますね。
おすすめの2台目スマホ契約はLINEモバイルで
既に上述したとおり、僕はビジネス用のスマホをLINEモバイルで契約しています。
3大キャリアが主流の中、スマホの月額代金は8,000円を超えることが当たり前みたいになってますけど、格安スマホなら月額1,000円前後で利用できるので意外と負担は小さいですね。
「絶対にLINEモバイルじゃない!」という理由は特にないです。
僕の場合は、「機能的には格安スマホで十分だし、ビジネス用にLINEを別途取得して使っていきたい」と思っていたので、LINEモバイルにしました。
目的に合った格安スマホであればいいということです。
LNEモバイルの場合、月額300円からの超低額プランがありますが、この場合音声通話SIMなし、つまり電話番号を新規に取得できないので、必ず音声通話SIM付きのプランを選ぶべきです。
僕の場合ですと、『LINEフリー』の『音声通話SIM』プランを利用していて、月額1,200円の契約ですね。
データ通信量の上限は少ないんですけど、自宅には光回線があるし、出先でもポケットWi-Fiを持ち歩いているので、とくに通信量不足に陥ることはないです。
そもそもビジネス用なので、youtubeを見たり、クラウドで音楽を聞いたりといった使い方をしないですから、そんなにデータ通信を使いまくるわけじゃないですしね。
というわけで、もしもスマホ2台持ちで迷っている方がいたら、LINEモバイルを検討してみてください。
2台持ちに適した格安スマホはこちら