• 中古ゲームせどりの仕入れ商品紹介part.4|モノレートの入金額に騙されない仕入れ判断手法。

    ここ何年かにわたって何度も繰り返し仕入れている中古ゲーム商品を紹介します。

    中古ゲームは全体の商品数が少なく分、売れる商品と売れない商品に見分け、いわゆる目利きがすぐに出来るようになるので、中古にチャレンジするならまず最初にゲームジャンルから入るのがおすすめですね。

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    中古の割には高回転で売れてくれる商品も多く、場合によっては高利益率を確保できることも。

    • ブックオフやGEOなどの実店舗を回る
    • メルカリやヤフオクなどのフリマアプリを使う
    • ネットショップからリサーチする

    仕入れできる場所はたくさんあるので、ぜひ挑戦してみてほしいジャンルですね。

    今回は、そんなおすすめの中古ゲームせどりの中でも僕自身が繰り返し仕入れている商品を紹介しつつ、仕入れのポイントを紹介していきます。

    ちなみに、この『実際に売れた中古ゲーム紹介』については、シリーズとして過去にも記事にしており、part.1から読んでもらえるとたくさんノウハウを吸収できるかと思います。

    前回の紹介記事はこちらから。

    中古ゲームせどりの仕入れ商品紹介part.3|付属品を考慮した仕入れ基準について。

    このシリーズを最初から読むならこちらから。

    中古ゲームせどりの仕入れ商品紹介part.1|最低価格にとらわれない仕入れ基準について。

    ゲームハード本体は新旧問わず売れる

    今回紹介する中古ゲームはゲーム本体、いわゆるハード商品ですね。

    こちらのゲームボーイカラー(クリアパープル)を仕入れて販売しました。

    メルカリからの仕入れで、仕入れ価格は2,180円、販売価格は3,190円となりました。

    実際の販売履歴がこちらになります。

    ちなみに、これまでの記事では管理ツール『プライスター』の画像を載せていたんですけど、ここ最近は『プライスター』から『マカド!』にツールを乗り換えたので、こちらはマカドの表示画面ですね。

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    利益額は338円、利益率にして11%なので、あまり大きな利益が出ているわけじゃありません。

    だけど、中古の特性上値下がりリスクがほとんどないことや、出品後数日で売れるのが過去の経験で分かっていたことから、この商品は仕入れようと判断しました。

    ゲーム本体は新しいハードじゃなくても確実に一定数の需要があるので、ランキングが高く売れやすい傾向にあります。

    この商品なんて、発売日が2001年という古いゲーム本体にも関わらず、3ヶ月スパンで中古が54個も売れていることがわかります。

    ランキンググラフを見てもこのとおり、頻繁に売れている様子がみてとれますね。

    ゲームの場合、平均ランキングが9000位以内くらいに入っていれば十分仕入れ対象となるんですけど、このゲームボーイカラー本体は平均ランキング4377位。

    レトロゲームにも関わらず、売れ筋商品なんですね。

    ゲーム本体の特徴として、「新旧問わず売れ行きの良い商品が多い」という傾向があるので、極力ゲームソフトよりも優先してゲーム本体をリサーチすると効率的です。

    古いゲームは出品者が少なく高回転で売れる

    中古ゲーム本体が出品後すぐに売れる理由としては、上述した一定数の需要が継続的にあるという点に加えて、出品者が少ないという点が挙げられます。

    さきほどのモノレート画像をもう一度みてみると。

    中古の出品者が16人しかいません。

    商品の発売日が古いほど、市場に出回る可能性が低いのは自然の原理ですね。

    つまり、今回紹介しているゲームボーイカラーのような中古ゲーム本体は、結構な頻度で売れるにも関わらずライバルとなる出品者の数が少なく、出品した途端に想定したとおりの価格で売れてくれる可能性が高いわけです。

    モノレートの入金でなくFBAシミュレーターを確認すべき

    ここで、今回最も着目してほしいポイントについて説明します。

    それは、モノレートに表示される『入金』の金額についてです。

    モノレートは、表示価格で商品が売れた場合にどれくらいの金額が出品者に入金されるのかを表示してくれます。

    例えば上画像では、「2,600円で商品が売れたときに1,809円の入金があるよー」と教えてくれているわけですね。

    Amazonで商品を販売した際の手数料は、ざっくりと2通りありまして(細かく分ければもっとあるんだけど)、それが出品手数料とFBA手数料です。

    入金額

    商品代金ー出品手数料ーFBA手数料

    これで計算された入金額と、仕入金額を比較して、利益がでるか否かの判断を行うということです。

    まあ、そんなことは基本中の基本なので分かっている人も多いと思うんですけど、ここで注目して欲しいのは出品手数料。

    出品手数料(販売手数料)は、商品代金の金額に応じた〇〇%の金額が差し引かれるもので、商品カテゴリごとにその◯◯の部分が変わります。

    ゲームカテゴリーであれば、出品手数料は15%と決まっているので、モノレートでは15%という料率に応じて入金の金額を表示しているんですね。

    ところが、Amazon本体が運用しているFBA料金シミュレーターを使って、手数料計算をしてみると、とある間違いに気が付きます。

    参考 FBA料金シミュレーターAmazon services seller central

    出品手数料の項目を見るとわかるんですが、商品代金2,600円に対して、出品手数料208円となっており、手数料は15%もかかってないんですよ。

    実は、ゲームカテゴリーの中でもゲーム本体だけは特別で、出品手数料が8%という設定になっています。

    参考 カテゴリごとの販売手数料Amazon出品サービス

    このカテゴリごとの手数料一覧をみてもらうとよく分かるんですけど、同じカテゴリの中でも特別扱いで低い料率の手数料を設定されているサブカテゴリはいくつかあって、ゲーム本体もこれに含まれるわけですね。

    なので、FBA料金シミュレーターで実際の入金額を計算してみるとこうなります。

    モノレートの入金の表示では1,809円でしたが、実際には1,991円の入金があるということで、10%ほどの大きな誤差があるということです。

    つまり、モノレートだけを信頼していると

    この商品は仕入れても利益出ないな…

    なんて仕入れを諦めてしまう商品でも、実際にFBA料金シミュレーターで計算してみると十分利益がとれることがあるので、しっかりシミュレーター計算をすべきだということです。

    モノレートの手数料計算は間違いも多く仕入れの穴場

    FBA料金シミュレーターを確認しないといけないとか面倒だな…

    そう思うかもしれません。

    モノレートの機能は日々アップグレードされており、いまやとても使い勝手がよくなっているので、モノレートだけでリサーチを終始してしまう人も多いと思います。

    実際モノレートが便利であることは事実だし、僕自身もモノレートの機能や使い方について詳しく説明したこんな記事を過去に書いています。

    最新版モノレートの見方を徹底解説。入金額や販売数から最速で仕入れ判断を行う方法。

    便利だからこそ、それに頼り切りになってしまうということですね。

    だけどこれは逆にチャンスでもあります。

    ほとんどの人がモノレートしか見ないのであれば、自分だけもっと掘り下げてFBA料金シミュレーターをチェックする。

    そうすることで、他のライバルたちが仕入れ出来ないと判断した商品を自分だけが仕入れられるんです。

    モノレートの入金表示の誤りを逆手にとることで、ライバル不在のブルーオーシャンな仕入れができるようになっていくということですね。

    終わりに

    中古ゲーム本体は本当に狙いやすい仕入れジャンルなので、この記事を読んだら是非挑戦してみてほしいなと思います。

    そして、ここまで説明してきたとおり、モノレートだけでは分からない微妙な手数料の違いは、ゲーム本体に限った話ではなく、他のジャンルでも応用が効きます。

    例えば、ホーム&キッチンカテゴリーの手数料は15%なんだけど、その中に含まれる家電商品は実は10%の手数料だったりね。

    ここを意識できれば、仕入れの幅が広がっていきますよ。