本記事では、仕入れ後の一連の作業について説明します。
Amazon FBAサービスを利用している場合、商品を仕入れてから実際にAmazonで商品を販売するまでは、以下のような手順で作業をこなす必要があります。
- 仕入れた商品の検品
- セラーセントラルへ商品登録
- 登録商品から出品するものを選択
- 商品ラベルを各商品に貼り付け
- ダンボールへの商品の詰め込み
- 配送方法指定と配送ラベルの貼り付け
- FBA倉庫へダンボールを配送
このような手順により、配送したダンボールがFBA倉庫へ届いたら、出品した商品が順次Amazonの商品ページに反映されていき、これにより販売がスタートするわけです。
本記事では1~7の各ステップのうち、最初の1, 2ステップについて順番に解説していきます。
3~7のステップについては本記事のpart.2である以下の記事を続けてご覧くださいね。
せどりの出品作業のやり方part.2|FBA倉庫へ発送の流れを解説します。仕入れた商品の検品
まずは仕入れた商品の検品を行います。
- 仕入れ価格に間違いはないか?
- 商品自体に誤りはないか?
- (必要なら)動作確認はしたか?
出品前に確認しておいた方がいいことを事前に確認しておけば、もしも不具合があったときに仕入れた店舗へ返品を要求するなどの措置が出来ます。
例えば、商品価格が値札とレシートで違っていたり、3個仕入れたはずなのに2個しか袋に入っていなかったり、店舗側のミスで何かしらの不具合があった場合にはすぐにその店舗へ連絡して対処してください。
また、例えば中古ゲームを仕入れた場合に、店舗側で動作未確認なのであれば自分で動作確認をする必要があります。
もしも仕入れた商品に動作不良が見受けられる場合は、その商品を店舗へ持っていって返品・返金してもらうなどの措置をとりましょう。
なお、外部の管理ツールを導入しない限りは、仕入値の管理は自分自身で行う必要があります。
検品作業時に各商品の仕入値をエクセルなどに記帳しておくとよいでしょう。
ちなみにですが、せどりでそれなりの収益をあげている人は、ほぼ全員が外部の管理ツールを使っていると言っていいです。
収益が増えれば増えるほど、販売する商品数も増えるわけで、一々手入力で全ての情報を管理していてはいくら時間があっても足りません。
なので、外部の管理ツールを導入して仕入値や利益額の管理を行い、またその管理ツールで後述する一連の出品作業を自動化している人がほとんどです。
例えばこの『マカド!』なんかは代表的な管理ツールで、僕自身も愛用しています。
電脳せどりにおすすめのツールはマカド|体験して分かった稼げる活用術以下で説明する一連の作業は、あくまで『外部の管理ツールを使わず自身の手で全ての作業をこなす場合』を想定しています。
本気でせどりの収益化に向き合っていこうという人は、早いうちから管理ツールを使った方が圧倒的に効率がよいので、ツールの導入を検討してみてください。
セラーセントラルへ商品登録
検品が終わったら、セラーセントラルにログインして仕入れた商品をどんどん登録していきましょう。
参考 セラーセントラルAmazon商品登録の手順を解説します。
商品登録を開始する
まずは、自分の出品アカウントでセラーセントラルにログインして、「在庫」の「商品登録」を選択します。
商品登録画面の検索窓に仕入れてきた商品の商品名 or JANコード or ASINコードを入力し、検索をクリックすると、ページ下方に該当商品情報が表示されます。
状態ごとに「出品する」ボタンが設けられておりますので、出品時に選択するコンディションに該当するボタンをクリックしましょう。
なお、「出品する」ボタンが設けられていない場合は、その商品に出品制限がかかっているため、今後Amazonが出品制限を解除したり、あるいはこちらからAmazonに解除申請をして認められたりしなければ、出品は出来ません。
こうなるとせっかく仕入れたのに販売することができなくなってしまうので、必ず仕入れの段階で「この商品は出品出来るか?」ということを確認しておくべきですね。
出品情報を入力する
「出品する」ボタンを押したら、対象商品の出品情報入力画面に遷移します。
現時点で入力すべき項目は、「出品者SKU」「販売価格」「コンディション」「コンディション説明」「フルフィルメントチャネル」の5つです。
「ポイント」に関しては、以下の記事で詳しく解説していますので必要に応じて後ほど付けてみて下さい。
Amazonポイントでカートを獲得すれば商品は飛ぶように売れる?!実際に4つの項目を入力完了しました。
それぞれの項目について簡単に説明します。
出品者SKU
出品者SKUは、セラーセントラル上で商品を識別するために出品者が独自に設定する管理IDのようなものです。
SKUは自分にとって都合の良いようにルールを決めておくといいですね。
例えば、SKU設定ルールとして「仕入れ日付 出品順番号 仕入価格」という順番で数字を組み合わせると決めたとします。
上記では、2018年4月2日に仕入れを行い、この日1番目に出品を行い、8000円で仕入れたため、「2018040200108000」というSKUを設定しました。
仕入れ日付がSKUに入っていれば、後々在庫を確認したときに「仕入れからどれくらいの期間で売れたのか?あるいはどれくらいの期間売れていないのか?」がひと目でわかりますね。
また、仕入れ価格がSKUに入っていれば、出品後しばらく経ってから価格改定を行うときに、「どれくらいの値下げなら赤字にならなくて済むだろう?」ということがすぐに判断出来ます。
このように、後々の在庫管理が楽になるようにSKUのルールを決めておくといいです。
販売価格&コンディション
販売価格は、文字どおりAmazonにおける売値のことです。
コンディションは、出品する商品の状態に合わせて設定するものであり、主に「新品」「非常に良い」「良い」「可」の4つから選択することになります。
販売価格やコンディションは、仕入れを行っている段階である程度想定しているはずですので、そのとおり入力しておきましょう。
具体的には以下の記事をご覧ください。
せどりの仕入れ基準を解説!新品商品のAmazon販売価格を予想しよう。 ゲームせどりの仕入れ基準を解説!中古商品のAmazon販売価格を予想しよう。コンディション説明
コンディション説明は、コンディションをより詳細に説明するもので、Amazon商品ページで出品者一覧を表示させた際に以下のように表示されます。
新品の場合あまり気にする必要はありませんが、中古の場合は商品状態を気にする購入者が多く、「非常に良い」「良い」「可」という3つのコンディションだけではその商品状態を正確に把握することが出来ないため、コンディション説明でより詳細な商品状態を購入者へ伝える必要があります。
そんな場合は、「この人のコメントわかりやすいな」とか「この人なら安心して購入できそうだな」と思えるような、自分以外の出品者さんのコンディション説明をマネして書いてみるといいですよ。
フルフィルメントチャネル
当記事はFBAサービスを利用していることを前提として進めますので、「商品が売れた絵場合、Amazonに配送を代行およびカスタマーサービスを依頼する(FBA倉庫)」にチェックを入れておけばOKです。
仕入れ商品を全て登録するまでこれを繰り返す
出品情報の入力が完了し、「保存して終了」をクリックすると、「Amazonから出荷」に変換するという画面に遷移します。
ここまでで仕入れ商品1つの商品登録が完了しました。
「Amazonから出荷」に変換する作業は、全ての仕入れ商品の商品登録を終えた後にまとめて行いますので、まだ「保存して次へ進む」ボタンは押さなくて大丈夫です。
再び商品登録画面に戻り、仕入れた商品をすべて登録し終えるまでこの作業を繰り返しましょう。
なお、何十~何百もの商品を仕入れる場合、商品登録画面の検索窓に商品名やJANコードを手入力するのは非常に時間がかかるので、バーコードリーダーを買っておくと便利です。
バーコードリーダーを使って仕入れ商品のバーコードを読み取り、JANコードが検索窓に自動で入力されるようにしておけば、スムーズに出品作業をすすめることが可能です。
有名どころですが、こちらのバーコードリーダーをおすすめします。
Bluetooth接続で無線操作可能なため使い勝手がよく、手のひらに収まるサイズなので仕入れに持っていくことも出来ますね。
スマホと連動させて使えば仕入れ時のリサーチスピードも飛躍するので、今後実店鋪を回って仕入れを行う予定があるなら、持っていて損はないかなと思います。
※在庫ファイルを使って一括登録も可能
ここまでの説明では、商品を1つずつ登録する方法を説明しましたが、一括で商品登録を行う方法もあります。
「アップロードによる一括商品登録」をクリックして、そこから在庫ファイルのダウンロード、編集、アップロードを順次行うことで、まとめて商品登録することも可能です。
セラーセントラルに使い方が載っていますので、今後外部の出品ツールを使う予定がないのであればこの使い方を覚えて実践してみてもいいですね。
part.2に続く…
ここまでの作業が完了したら、セラーセントラルに登録した商品をFBA倉庫へ送るための準備にとりかかります。
この先の作業については、part.2の記事へと続きますので、引き続きこちらの記事をご覧ください。
せどりの出品作業のやり方part.2|FBA倉庫へ発送の流れを解説します。