• XサーバーのWEBメールが使いにくいのでGメールで送受信する一括管理設定をしました。

    エックスサーバーで独自ドメインの設定登録を行ったら、そのついでに独自メールアドレスをとるのが一般的ですよね。

    独自メールアドレスを取得して、これをブログ読者さんのお問い合わせ宛アドレスにでも設定しておけば、Gmailアドレスのようなフリーメールで応対するよりも公式感が出ますし、読者さんも安心して連絡を取り合うことができます。

    僕自身も、ブログをつうじて出会った方とクローズドなやりとりを行う場合には、独自メールアドレスを利用しています。

    独自メールアドレスを使いたい場面

    • ブログ読者さんのお問い合わせ対応
    • コンサル生への連絡
    • メルマガ発信

    クローズドなやりとりを行う場では、自分自身の信頼性を維持するためにも独自メールアドレスを使うべきなので、まだ独自メールアドレスの取得を行っていない方は1つでもいいので早急に作っておきましょう。

    エックスサーバーで独自メールアドレスを取得する方法

    エックスサーバーでドメインの設定登録を行っているのであれば、ドメインごとに複数の独自メールアドレスを無料で取得することが可能です。

    ただ、独自メールアドレスにもデメリットはあって、Gメールなどのフリーメールに比べて送受信管理がちょっと面倒なんですよね。

    なので、僕の場合はエックスサーバーで取得した独自メールアドレスをGメールで一元管理できるように設定しています。

    この設定を行えば、独自メールアドレス宛に届いた問い合わせメールをGメールでも受信することができるし、しかもその受信メールに対してGメールで返信しても独自メールアドレスから送信される形をとることができます。

    これによりメール管理が非常に楽になるので、ぜひ本記事の設定を試してみてください。

    エックスサーバーのWEBメールは使いにくい

    大前提として、エックスサーバーには専用のWEBメールパネルが用意されているので、これを使えば独自メールアドレスを使ったメールの送受信が可能です。

    だけど、このWEBメールパネルがあまり使い勝手が宜しくないという問題があります。

    通常、独自メールアドレス宛にお問い合わせメールが入っているかどうか確認する場合は、以下のWEBメールログインページを開いてログインを手続きを踏まなければなりません。

    参考 WEBメールエックスサーバー

    WEBメールパネルを開き、ログイン情報を入力してログイン。

    続いてメールパネルから「WEBメール」リンクをクリック。

    これでようやくWEBメール管理画面に入ることができ、メールのチェックができます。

    上述したように、そもそも独自メールアドレスってブログ読者さんやコンサル生とクローズドなやりとりを行うために必要なもので、それだけ重要なメールやすぐにでも回答が欲しいと思われるメールが入ってくるわけですよ。

    それなのに、これだけの手順を踏まなければメールが入っているかどうかの確認も出来ないっていうのは、クローズド媒体に必須のリアルタイム性が損なわれてしまいます。

    1日に何回もWEBメール管理画面を開くのだって、時間の無駄だし非効率。

    しかもWEBメール管理画面自体の使い勝手も微妙で。

    XサーバーWEBメールの難点

    • Gmailのような細かいフィルタ機能がない
    • フォルダを作っても自動で振り分けてくれない

    とにかく痒いところに手が届かない仕様なので、普段Gメールを使い慣れている僕としては、

    めちゃくちゃ使いづらい!

    独自メールアドレスもGメールアプリで管理出来たら楽なのに!

    なんて思うわけですね。

    そこで、独自メールアドレスをGメールアプリで使うために以下の2つの設定を行いました。

    Xサーバーのサーバーパネルからメール転送設定

    まずはエックスサーバー側で、メール転送の設定を行います。

    これは独自メールアドレス宛に送られてきたお問い合わせメールをGメールでも受信するための設定ですね。

    まずはエックスサーバーのサーバーパネルを開きます。

    参考 サーバーパネルエックスサーバー

    インフォパネルを開いて「サーバー管理」をクリックしてもOK。

    そして、サーバーパネルにログインしたら「メールアカウント設定」をクリックします。

    すると、サーバーに設定登録済みのドメインが一覧表示されるので、その中から転送設定を行いたい独自メールアドレスに対応するドメイン名を選択します。

    これにより取得済みの独自メールアドレスが表示されますので、「転送」ボタンをクリックしましょう。

    転送後も独自メールのメールボックスにメールを残すのであれば、下画像の黄色マーカーで示すように「残す」と表記された状態のまま、転送後メールを残さないなら「変更」をクリックします。

    僕は念のため「残す」のままにしてあります。

    あとは、転送先アドレスを入力して「追加する」をクリックするだけ。

    使い勝手の良いフリーメールなら何でもいいのですが、今のところはGメールがウェブブラウザでもアプリでも操作感に優れていて使い勝手も非常に良いので、Gメールアドレスの登録をオススメします。

    以上で独自メールアドレスからGメールへの自動転送設定が完了しました。

    転送設定を行うと、こんな感じでGメール上でブログ読者さんからの問い合わせをチェックすることができますね。

    1. ブログ読者さんからメールで問い合わせ
    2. 独自メールアドレスで受信
    3. 指定Gメールアドレスへ自動転送
    4. Gメールアプリで問い合わせメールの確認

    スマホにGメールアプリを入れておけば、プッシュ通知でリアルタイムに問い合わせメール受信の確認を行うことが可能です。

    Gmail - Eメール by Google

    Gmail – Eメール by Google
    開発元:Google LLC
    無料
    posted withアプリーチ

    アプリストアからGメールアプリを入手したら、転送先のGメールアドレスを登録します。

    既にアプリを持っていて、転送先メールアドレスが未登録の場合は、「別のアカウントを追加」をタップ。

    次に、「Google」を選択して、転送先メールアドレスを入力します。

    あとはパスワードを入力して登録完了。

    続けて設定アプリでGメールアプリを選択し、プッシュ通知をONにしましょう。

    「通知」項目をタップして、「通知を許可」をオンにしておきます。

    それ以外の設定はお好みで。

    僕はプッシュ通知が来るたびにサウンドが鳴ると気が散っちゃうので、バッジ表示のみONにしています。

    はい、これでアプリの設定は完了。

    試しに、独自メールアドレス宛にお問い合わせテストメールを送ってみたいと思います。

    「転送テスト」と題名を付けて、青線で示した独自メールアドレス宛にメールを送信。

    エックスサーバーのWEBメールを開くと、受信箱に転送テストのメールが入っていることが確認できます。

    と、ここまでは当然のことなのですが、スマートフォンの画面を確認してみると…。

    このようにGメールアプリからプッシュ通知が入っているので、すぐに内容をチェックすることができますね。

    Gメールのウェブブラウザから送信メールの設定

    Gメールを転送先に設定することでお問い合わせメールをチェックすることが出来ても、このままGメールで返信してしまうと送信元がGメールアドレスになってしまうので、問い合わせメールを送ってきた読者さんからすると「あれ?」ってなっちゃいますよね。

    そこで、Gメールのウェブブラウザの設定で、送信元に独自メールアドレスを追加しましょう。

    具体的な手順はこうです。

    まずは、PCのウェブブラウザでGメールへ。

    転送先のGメールアドレスでログインし、受信トレイ一覧の表示画面を表示します。

    右側の歯車アイコンから、「設定」を選択してクリック。

    黄色囲い線で示した「アカウントとインポート」タブをクリックし、名前の欄を確認してください。

    今のところ、黄線で示すGメールアドレスのみが表示されているかと思います。

    ここに独自メールアドレスを追加したいので、緑線で示した「他のメールアドレスを追加」をクリック。

    新規ページの入力窓が開くので、ここに名前とメールアドレスなどを入力しましょう。

    入力項目

    • 名前
      返信相手に対して表示させたい名前を入力しましょう。例えば、ユウジというハンドルネームで独自ドメインのブログ運営を行うのであれば、この名前の欄に「ユウジ」と入力しておけば誰からの何に対する返信メールかが分かりやすくなります。
    • メールアドレス
      転送元となる独自メールアドレスを入力しましょう。上画像では、独自ドメイン「~.jp」で取得した独自メールアドレスを入力しているので、末部分が「.jp」となっています。
    • エイリアスとして扱います。
      ✓マークを入れておきましょう。

    入力が完了したら、「次のステップ」をクリックして次画面へ移ります。

    この画面では、SMTPサーバー、ユーザー名、パスワードなどを入力します。

    入力項目

    • SMTPサーバー
      独自メールアドレスに対応する独自ドメイン名が既に入力されていると思うので、そのままで結構です。
    • ユーザー名
      ここには設定登録する独自メールアドレスを入力しましょう。@以降も含めて全文入力です。
    • パスワード
      ユーザー名に入力した独自メールアドレスのパスワードを入力しましょう。

    ちなみに、上画像ではポート「587」が選択されており、「TLSを使用したセキュリティで保護された接続」に✓マークが入っていますね。

    これはデフォルトの状態で、僕の場合はこのまま「アカウントを追加」ボタンをクリックすれば問題なく設定を完了することができましたが、人によっては(独自ドメインの種類等によっては)このポートや✓ボックスの選択も変更が必要なようです。

    とりあえずデフォルトのまま試してみて、設定に失敗したら変更しつつ再度試してみましょう。

    さて、以上の操作で設定を完了すると、転送先Gメールアドレスの方に確認メールが入ってきます。

    確認メールを開いたら、黄色マーカーで示すようにリンクをクリックして承認申請を完了させましょう。

    リンクをクリックして、表示画面にて「確認」をクリックすれば、Gメールに独自メールアドレスを差出人追加できるようになります。

    続けてGメールの設定画面で、上記と同様に「アカウントとインポート」タブの名前の欄を確認してください。

    黄線で示すように、Gメールアドレスに加えて、先ほど設定入力を行った独自メールアドレス「~.jp」という表示があります。

    これにてどちらかのアドレスを選択して返信を行うことができるのですが、Gメールアドレス宛に送られてきたメールにはGメールから、独自メールアドレス宛に送られてきたメールには独自メールアドレスから、それぞれ返信すると思いますので、赤線で示す「メールを受信したアドレスから返信する」を選択しておきましょう。

    これで一連の設定は完了となります。

    今後、Gメールに転送されてきたお問い合わせメールに対して、Gメールから返信したとしても、送信元は独自メールアドレスになりますので、Gメール1つでお問い合わせメールの受信から返信まで全て完結してしまうのです。

    試しに、独自メールアドレス宛に送られてきたメールに対して、Gメールを使って返信してみたいと思います。

    先ほど転送テストで送ったメールに対して、Gメールの返信ボタンをクリック。

    適当に本文を入力したら、送信ボタンをクリックします。

    すると、転送テストメールを送ったメールアドレス宛にメールが入ってきますね。

    返信メールを確認してみると、黄色囲い線の部分、つまり返信者の名前の部分が、ちゃんと先ほど設定した名前になっています。

    青線で示す部分をクリックして詳細を確認しますと、

    誰からメールがきたのかを表す「From:」の部分に、「~.jp」で表される独自メールアドレスがちゃんと載っています。

    さらに、「送信元」には、独自ドメインが載っているので、問い合わせメールを送ったブログ読者さんはすぐに「あのブログから返信がきた!」とわかりますね。

    終わりに

    以上の設定を行えば、Gメールを使って独自ドメインの送受信管理を全て行うことができるようになります。

    設定自体は少し複雑で面倒なように思えますが、今後何年にもわたってブログ運営を行っていくことを考えれば、当然ながら独自メールアドレスによるメールのやりとりも継続的に発生しますから、いまのうちに本記事の設定をしておくと後々非常に楽です。

    長い目で見たときに大きな時間短縮に繋がるのであれば、効率化そのものに時間をかけることは本当に有用です。

    ライフハックの基本ですので、ぜひ設定してみてくださいね。