• エックスサーバーでドメインを登録し独自SSL化の設定をする方法

    本記事では、エックスサーバーで取得したドメインを同サーバーに設定登録する方法について説明します。

    例えば、サーバーが倉庫、ドメインが自宅だとして、倉庫側が自宅の住所を把握していなければ保管しているモノを自宅へ運ぶことが出来ないわけで、倉庫と自宅はお互いの位置がわかるように紐付いていなければいけません。

    本記事で説明するのは、そんな倉庫(サーバー)と自宅(ドメイン)の紐づけ作業だと考えてください。

    特に、この作業過程では、今後ブログを運営していく上で必須となるSSL化設定を同時に行うこととなりますので、注意しておきましょう。

    なお、まだエックスサーバーでドメインを取得していない方はこちらの記事から御覧ください。

    Xサーバーで新規ドメインを取得する方法|WHOIS情報を必ず入力しよう。

    サーバーパネルで取得したドメインの登録設定

    まずは、サーバーパネルにログインしましょう。

    参考 サーバーパネルエックスサーバー

    インフォパネルとサーバーパネルは、ログインに必要なIDとパスワードがそれぞれ異なります。

    いずれもエックスサーバー契約完了メールに記載がありますが、普段インフォパネルからログインしていてサーバーパネルのIDやパスワードが分からないという方は、インフォパネルにログインして「サーバー」の項目「サーバー管理」をクリックすると、サーバーパネルに入れます。

    そして、サーバーパネルにログインしたら、「ドメイン設定」をクリックします。

    ドメイン設定画面が表示されたら、「ドメイン設定追加」のタブを選択して、追加するドメイン名を入力しましょう。

    追加するドメイン名はもちろん、新規に取得したドメイン名です。

    青マーカーで示した記載のとおり、入力するドメイン名は「.com」や「.jp」といったドメイン種も含めたすべてを記載してください。

    「http://www.」の部分は不要です。

    そして、ここで最も大事なポイントとして、黄色マーカーで示した2つの項目に必ずチェックが入っていることを確認してください。

    必ずチェックマークを入れること

    • 無料独自SSLを利用する
    • 高速化・アクセス数拡張機能「Xアクセラレータ」を有効にする

    どちらも重要な設定ですが、特に大事なのは上の「無料独自SSLを利用する」という項目です。

    今後ブログの運営を行う上で、そのブログを常時SSL化しておくことは必須であり、これを無料で行うことが出来るのもエックスサーバーの大きなメリットです。

    独自SSLについて

    あまり難しい話をしても仕方がないので(と言うより僕自身も専門外なので)、独自SSLについてざっくりと説明しますね。

     

    まず「SSL化」とは、インターネット上でのデータ通信が盗用されるのを未然に防ぐために、これらのデータ通信を暗号化することです。

     

    自分の運営するWebサイトを常時SSL化して、そのサイトを訪れたユーザーの通信情報を悪用されないように対策することは、日本の政府機構において義務化される方針にあります。

     

    そのため、今やほとんどのWebサイトがSSL化に対応しており、今からブログを立ち上げる方はなおさらSSL化に対応しなければなりません。

     

    そして、「独自SSL」とは、自分のブログの独自ドメインをSSL化することを指します。

     

    独自SSLによって、自分のブログの全てのページをSSL化することができ、URLの表記が「http://~」から「https://~」に変更されます。

     

    これと同時に、URLの左側に鍵付アイコンが表示され、「このサイトは常時SSL化されていて安全ですよー」とユーザーに知らされることになります。

     

    チェックを入れて「確認画面へ進む」をクリックしたら、つづけて「追加する」ボタンをクリックしましょう。

    これにてサーバーへのドメイン追加設定は完了となります。

    設定登録した独自ドメインは、黄線に記載のあるとおり数時間~24時間程度でサーバーに設定が反映され、ドメインパネルへのアクセスが出来るようになります。

    僕は何度かドメイン設定登録を行っていますが、ほとんどの場合数時間もかからず、すぐに反映されることの方が多いですね。

    ここで、重要なポイントとして、上画像の青線で示した無料独自SSL設定を見てください。

    「無料独自SSLの設定に失敗しました」と表示されています。

    事前に「無料独自SSL」にチェックを入れていたとしても、このように設定失敗と表示されることがありますので、こんな場合は「SSL設定」のリンクをクリックして再度無料独自SSLの設定を行う必要があります。

    SSL設定から無料独自SSLの設定完了

    「SSL設定」のリンクをクリックすると、SSL設定一覧というタブが開いている状態だと思います。

    はじめてのブログ構築で、上記のように独自SSL設定に失敗していると、黄色マーカーで示すように「現在、独自SSL設定はありません」と表示されていると思われます。

    そこで、「独自SSL設定」タブをクリックし、各種の情報を入力しましょう。

    「CSR情報を入力する」に✓マークを入れて、その下の項目をすべて入力します。

    個人でブログ運営をする場合は、組織は「Personal」、部署は「None」で大丈夫です。

    全て入力したら「追加する」をクリックしましょう。

    すると、SSL新規取得の申請がはじまり、しばらく待つと「独自SSLを追加しました」と表示されます。

    SSL設定の反映までは少し時間がかかりますので(表記によれば最大1時間程度)、それまではブログ記事をアップしたりしないようにしましょう。

    といっても、現段階ではまだワードプレスをインストールしていないと思いますので、記事執筆にはまだ取り掛かっていないと思いますが。

    ここで、確認のため「SSL設定一覧」タブをクリックします。

    するとこのように、無料独自SSL一覧に登録ドメインが表示されています。

    これにて無料独自SSLの設定は完了です。

    サーバーにドメインが登録されているか確認

    ここまでの作業で、ドメインの設定登録は完了となりますが、念のため実際サーバーにドメインが登録されているかを確認します。

    まずは、サーバーパネルに入って、「ドメイン設定」をクリックします。

    すると以下のように、ドメイン設定一覧の中に今回設定登録を行った「◯◯.jp」のドメインが表示されていますね。

    また、インフォパネルを開いて、契約一覧からドメインの項目を見てみましょう。

    こちらも、今回設定登録を行った「〇〇.jp」のドメイン名が表示されており、そのドメインパネルを開けるようになっています。

    終わりに

    以上がエックスサーバーへの独自ドメインの設定登録方法となります。

    手順としては特別難しいことはないかと思いますが、「無料独自SSL」の設定が必ず有効になるように、そこだけ注意しておきましょう。

    あとはこのドメインにワードプレスをインストールして、いよいよブログの運用が始まります。

    Xサーバーに設定した独自ドメインにワードプレスをインストールする方法。