ワードプレスでブログを立ち上げたら、テーマのテンプレートを選ぶ必要があります。
ここで選んだテンプレートをブログデザインの雛形として、今後ブログのカスタマイズを行っていくため、「どのテンプレートを選択するか」は極めて重要になりますね。
ワードプレス初心者がテンプレートを選ぶときの3つの注意点。本記事では、選択したテンプレートをインストールして有効化する3つの方法について解説していきます。
インストール済みのテンプレートを有効化する方法
最もオーソドックスなパターンとしては、ワードプレスに既にインストールされているテンプレートを選ぶ方法です。
ワードプレスの管理画面にログインし、「外観」→「テーマ」へ進みましょう。
すると、インストール済みのテンプレート一覧が表示されるのですが、現在のワードプレスでは最初から3つのテンプレートがインストールされています。
この中から選ぶ方法ですね。
見た目のデザインで気に入ったものがあれば、そのテンプレートにマウスキーを合わせると「有効化」ボタンが表示されます。
あとは、この「有効化」ボタンをクリックするだけ。
有効化が完了し、実際のブログURLを開いていみると、以下のようにテンプレートそのままのブログデザインが表示されているはずです。
このデザインを元にして、ワードプレスの管理画面から各種設定・変更等を行うことにより、自分独自のブログカスタマイズを行っていくことになります。
既にインストール済みのテーマテンプレートを使用する方法は、最も単純で簡単なためブログ初心者はこの方法をとりがちなのですが、重大な問題点もあります。
デフォルトテーマの問題点
- デザインが極々シンプル
- カスタマイズにはCSSやPHPをイジる必要がある
- 無茶なカスタマイズでSEO最適化が図れない
要するにですね、デザインがシンプルが故に自力でのカスタマイズが必要になるんだけど、そのカスタマイズが難しいという話です。
テンプレートそのままのブログデザインで今後ブログを運営していくのであればそれでも問題ありません。
だけど、テンプレートをそのまま使ってしまうとデザイン面で他者との差別化を図ることが出来ないし、見栄えもあまりに簡素でユーザーの目を引くことが難しいので、大抵の場合は「カスタマイズしてデザインを調整しよう」となるんですよ。
でも、デフォルトの無料テンプレートでは、管理画面内の設定項目で出来るカスタマイズが限られており、自分の理想に近づけようと思うとCSSファイルやPHPファイルをイジる必要があります。
ワードプレス初心者の方は大体こんな認識だと思うので、デフォルトの無料テンプレートから理想形のブログデザインを目指すってかなり大変なんです。
無茶なやり方でCSSやPHPをいじっていると、SEO的にも宜しくない結果を招くおそれがあるので、出来れば最初から「ある程度自分の目指すイメージに近いテンプレート」を導入するのが理想ですね。
ワードプレス管理画面からテンプレートをインストールする方法
ワードプレスでは、デフォルトでインストール済みのテンプレート以外にも、他の無料テンプレートが提供されています。
これらの無料テンプレートを自分でインストールして有効化する方法もあるんですね。
具体的には、管理画面から「外観」→「テーマ」へと進み、左上に表示された「新規追加」をクリックしましょう。
すると、未インストールの無料テンプレートが一覧で表示されます。
見てのとおり多種多様なテンプレートが用意されており、上画像はその一部に過ぎません。
今回は、黄色囲い線で示した「Sliding Door」というテンプレートをインストールしてみたいと思います。
インストールしたいテンプレートにマウスカーソルを合わせると、このように「インストール」ボタンが表示されますので、これをクリックしましょう。
すると、「テーマ」の一覧の中に今インストールした「Sliding Door」テンプレートが表示されているので、「有効化」ボタンをクリックします。
これにてテンプレートの導入完了です。
ブログURLを開いてみると、有効化したテンプレートがブログデザインに変更されています。
ワードプレスは本当に多種多様な無料テンプレートを用意してくれているので、この中から自分の好みに合ったデザインのテンプレートを選択してインストール&有効化するだけでも、デザインの幅を大きく広げることができます。
ただそうは言っても、SEO最適化が図られているわけでもないし、カスタマイズに便利な機能が実装されているわけでもないので、外部のテンプレートに比べると機能性でも利便性でも少し劣ることは事実です。
みたいな感じじゃなくて、
というくらいのモチベーションの方は、ワードプレス内で提供されるテンプレートで十分事足りるかなというのが僕の所感ですね。
外部のテンプレートをワードプレスにアップロードする方法
最後に紹介するのは、ワードプレス外で配布もしくは販売されているテンプレートをダウンロードし、これをワードプレスにアップロードして利用する方法です。
大抵の場合、アフィリエイトブログや情報発信ブログを運営する方は有料・無料問わず外部のテンプレートを使っているので、これからブログの運営を始める方もこの方法が主流になるかと思います。
まずは、使いたいテンプレートを選定します。
ワードプレス外で配布もしくは販売されているテンプレートもかなりの数存在するので、初心者にはどれを選べばいいか分からないかもしれませんね。
そういうときは、以下の記事でテンプレートの選び方を解説しているので参考にしてみてください。
ワードプレス初心者がテンプレートを選ぶときの3つの注意点。今回は、無料配布されている「Cocoon」というテンプレートをワードプレスに入れてみようと思います。
参考 無料WordPressテーマ『Cocoon』wp-cocoon.comSEO最適化が施され、ブログ読み込み速度も非常に速いので、無料テンプレートの中では人気のテンプレートですね。
トップページで「ダウンロード」ボタンをクリックすると、テンプレートダウンロードページへと移動します。
親テーマをダウンロードしワードプレスにアップロードする
まずは、親テーマをインストールします。
大抵の場合、外部で配布・販売されているテンプレートは、「親テーマ」と「子テーマ」の2つのテンプレートが用意されています。
「Cocoon」でも、親テーマと子テーマのそれぞれのダウンロード項目があるので、まずは親テーマをダウンロードしましょう。
ダウンロードボタンを押すと、ZIPファイルがダウンロードされるので、このZIPファイルをワードプレスにアップロードします。
管理画面から「外観」→「テーマ」へと進み、「新規追加」をクリックすると、上側に「テーマのアップロード」と表示されているので、これをクリックします。
するとアップロード画面が表示されるので、「ファイルを選択」ボタンへとダウンロードした親テーマのZIPファイルをドラッグ&ドロップしましょう。
次に、「今すぐインストール」ボタンをクリックします。
インストールが完了したら、「テーマのページに戻る」をクリックしましょう。
なお、実際にワードプレス上で有効化するのは後述する「子テーマ」の方ですので、まだこの時点では「有効化」を押さなくてOKです。
子テーマをダウンロードしワードプレスにアップロードして有効化
次に、「子テーマ」をダウンロードします。
ダウンロードが完了したら、あとは「親テーマ」と全く同じ手順でワードプレスにインストールします。
小テーマのZIPファイルをテーマのアップロード画面でインストール。
インストールを完了したら、「有効化」をクリックして完了です。
上画像に示されているとおり、子テーマを使用するためには親テーマがインストールされていることが大前提。
なので、まずは親テーマをインストールし、次に子テーマをインストールして、この子テーマを有効化するという手順を踏む必要があるわけです。
「外観」の「テーマ」に戻ると、インストール済みのテンプレート一覧に「Cocoon」と「Cocoon Child」が表示されており、「Cocoon Child」が有効となっています。
実際にブログURLを開いてみると、以下のように有効化したCocoonのデザインでブログが表示されます。
これにて外部テンプレードの導入は終了となります。
外部テンプレートを導入するときの大きな特徴は、この「親テーマ」と「子テーマ」をアップロードし「子テーマ」の方を有効化するということでしょうか。
「子テーマ」は「親テーマ」のコピー先みたいなもの。
子テーマでブログ運営
- 親テーマが存在
- 親テーマから子テーマにデータコピー
- コピーを受けた子テーマでブログ運営
- カスタマイズは子テーマを編集
このように、親テーマの存在を前提として子テーマが機能します。
核となるブログデザインは全て親テーマが担っており、細かいカスタマイズなどを子テーマ上で編集することになるんですね。
この方法だと、例えばPHPファイルやCSSファイルをイジってしまい重大な問題が生じたとしても、ファイルをイジったのは子テーマの方であって、親テーマには何一つ傷が付いていないため、簡単に元の状態に復元することができます。
また、GoogleのSEO方針などに応じて親テーマにアップデートが必要となった場合、親テーマを直接カスタマイズ編集しているとアップデートによりそのカスタマイズが無に帰すわけですが、子テーマでカスタマイズをしていれば、親テーマをアップデートしつつこれまでのカスタマイズもしっかり残すことができます。
「子テーマ」を使ってブログを運用することは、ブログの保護的観点からとても都合がいいんです。
ちなみに、ワードプレス内でインストールするテンプレートでも、子テーマを使うことは出来るんですが、そのためには自力で子テーマを作る必要があります。
これって結構面倒な作業なので、外部テンプレートの子テーマを利用した方が効率的ですね。
終わりに
以上、ワードプレスでテーマテンプレートを有効化する3つの方法について説明してきました。
大抵の人は外部のテンプレートを使用するはずですので、最後に説明した「外部のテンプレートをワードプレスにアップロードする方法」を抑えておけば問題ないかと思います。
そう思うかもしれないですけど、初心者がいきなり全てを理解する必要なんてないので、とりあえず「いち早くブログを運営できる状態までもっていく」ことを優先し機械的に各種設定作業を進めていきましょう。