2019年に入り、ワードプレスのバージョンが『WordPress5.0』に更新されました。
現時点でこの記事を読んでいる方々は、現在WordPress5.0以上のバージョンを使用していることと思われます。
そして、このWordPress5.0から「Gutenberg」という新しい記事編集エディタがリリースされました。
WordPress5.0以上のバーションに更新すると、これまで使ってきた旧エディタがGutenbergエディタに変わります。
ワードプレス管理画面から「投稿」→「新規投稿」と進めば、上画像のようにブロック単位で記事を編集するGutenbergエディタが表示されます。
で、この新エディタなんですが、旧エディタを使い続けていた人からするとなかなか使い勝手が悪くて(というか慣れなくて)、Twitter界隈でも新エディタの使い方について試行錯誤している人を沢山見かけますね。
Gutenbergエディタ改悪すぎだろ。公開までに2クリック必要になった上に各種設定場所が奥に入りすぎて使いづらい。何よりパーマリンクがタイトルクリックしても現れたり現れなかったりして、なんなん?わざと使いづらい仕様にしたん?積極的にWPに文句言おうぜ。もとに戻させようぜ。ほんとに。
— ようこ (@youko11102000) May 23, 2019
https://twitter.com/mika_kuwa/status/1097322872287068160
僕自身はというと、いずれはGutenbergエディタを使えるようになった方がいいとは思いつつ、直近の記事執筆やカスタマイズに無駄な時間をかけたくないので、新エディタを旧エディタに変更できるプラグインを使っています。
そこで今回は、新エディタである「Gutenberg」が使いづらくて仕方がないという方へ、旧エディタへ戻すことができるプラグイン『Classic Editor』の使い方を解説していきます。
なお、これからブログを始める方はそもそも旧エディタを知らないわけですから、
旧エディタだろうがGutenbergエディタだろうが初挑戦なんだから一緒じゃん!
わざわざ旧エディタに変更する必要もないだろう。
なんて考えているかもしれないですね。
ただ、そんな新規ブログ参入者の方でも、Classic Editorプラグインを導入するメリットはありますので、是非最後まで読んでいただければと思います。
Classic Editorをインストールして旧エディタをデフォルトにする
旧エディターに変更するには、Classic Editorプラグインをインストール&有効化する必要があります。
ワードプレス管理画面から、「プラグイン」→「新規追加」へと進みます。
キーワード検索に『Classic Editor』と入力すれば、該当するプラグインが表示されますので、「今すぐインストール」をクリック。
インストールが完了したら「有効化」ボタンが表示されますので、これもすぐにクリックしちゃいましょう。
これで旧エディターの使用が可能となります。
管理画面から、「設定」→「投稿設定」へと進んでみましょう。
すると、投稿設定の中に「すべてのユーザーのデフォルトエディター」と「ユーザーにエディターの切り替えを許可します。」という2つの項目が追加されています。
普段使いで旧エディターを使用したい場合は、「すべてのユーザーのデフォルトエディター」をクラシックエディターに選択しておきましょう。
デフォルトでこちらが選択されているはずなので、特に変更・修正する必要はありません。
そして、「ユーザーにエディターの切り替えを許可します。」という項目では、デフォルトで「いいえ」が選択されていますが、これは「はい」を選択しても問題ありません。
今後、旧エディターを使いつつ隙間時間で新しいエディターの使い方を勉強していこうと考えているなら、新・旧エディターを切り替えることが出来たほうが都合は良いので、「はい」を選択しておくといいですね。
以上、設定を完了し、「変更を保存」をクリックしたら、「投稿」→「新規追加」と進んでエディターがどうなっているか確認してみましょう。
はい、このようにエディタの表示が変更されており、旧エディタでの記事執筆が可能となりました。
ブログ初心者の方もClassic Editorを導入した方が良い理由
これまで旧エディタを使って記事を執筆してきた人たちは、使い勝手の良さからClassic Editorを導入したくなるものです。
ただ、最近になってブログを立ち上げた初心者の方の場合、旧エディタを導入する理由が特にないように思えます。
普通はそう思うじゃないですか。
でも、個人的な意見としては、ブログ初心者の方であってもこのClassic Editorプラグインは導入しておいた方が良いと感じます。
理由はシンプルで、ネット上に膨大に存在するワードプレスのカスタマイズに関する記事は、全て旧エディタに基づいて説明された記事だから。
これに尽きますね。
「あれ?ここの操作ってどうやるんだろう?」
そんな疑問が湧いたら、解決策が載っている記事を探してググるのが普通じゃないですか。
で、ようやく解決策が見つかったと思ったら旧エディタで全て説明されていて、
ってことが今後ちょこちょこあると思います。
- 旧エディタでの解説を見る
- 新エディタに脳内変換する
- 新エディタで実践する
こんな手順を踏むのは時間の無駄でしかありません。
よく「質より量」とか「量は質に勝る」とか言うじゃないですか。
『量≫質』っていう論理。
これって本当にそのとおりで、もちろん最初から最低限の質をアウトプット出来るにこしたことはないんだけど、がんがん量をこなしていればいつの間にか質も付いてくるので、極力記事はたくさん書いた方がいいです。
だけど、1日は24時間しかないわけですから、『限られた時間内で最大量をこなせるような環境づくり』は本当に大切。
生産性の向上、いわゆるライフハックへの意識的な取り組みですね。
このClassic Editorプラグインを導入することもまさしくライフハックの一つで、導入すること自体には少しだけ時間がかかるわけですけど、導入することで「調べ物を解決するスピードが上がる」わけですから、記事執筆にかける時間を増やせるんです。
そういった意味で、ブログ初心者の方であってもClassic Editorプラグインを入れて旧エディタを使っておいた方が生産性は向上するはずです。
終わりに
以上、記事執筆用エディタを旧エディタに戻すことができるClassic Editorプラグインの導入方法を解説してきました。
上述してきたとおり、現時点では、世の中のほとんどのワードプレスカスタマイズ記事が旧エディタを使うことを前提として書かれています。
そんな中で新エディタを使うとなれば、ネットでカスタマイズ方法を調べる度に「旧エディタだとこうだから、新エディタだと多分ここをイジればよくて…」と考えながら無駄な時間を費やすことになっちゃいます。
もちろん、新エディタには新エディタなりの良いところも沢山あり、今後は「旧エディタを使うなんて不便でしょ…」なんて言われる日がくるかもしれないので、新エディタの勉強をしておくにこしたことはありません。
だけど、とりあえず現時点では旧エディタの方が使い勝手もよく調べ物も直ぐに解決できるので、Classic Editorプラグインを導入して旧エディタを使っておくことをオススメしますね。