実店舗せどりでも電脳せどりでも、リサーチを繰り返しているとこんな商品に出会うことがありませんか?
モノレートで検索をかけてみたら、コスト計算の欄の入金額が「¥ー」と表示されてしまう商品です。
最新版モノレートの見方を徹底解説。入金額や販売数から最速で仕入れ判断を行う方法。「モノレートじゃコスト計算ができないのかな?」と思って、FBA料金シミュレータでの計算を試みると…。
このように、「包装の寸法」と「商品重量」の入力欄が表示されてしまい、いつもどおり手数料計算を行うことができませんね。
本当に仕入れられる?FBA料金シミュレーターで想定利益を算出しよう!こういったイレギュラーな商品に遭遇すると、人はその商品の仕入れを避けてしまうもの。
多くの人が、
あれ?
なんかいつもと違うぞ?
怖いからこの商品はパス。
というふうにその商品を仕入れ対象から排除してしまいます。
でも、ここで思考停止していてはいつまで経っても初心者のまま。
モノレートの入金額が表示されない理由は?
そもそも、なぜモノレートで入金額が表示されないのでしょうか?
単なるバグやイレギュラーでしかないのでしょうか?
…当然答えはNOですね。
モノレートに入金額が表示されない原因は、その商品に関する寸法や重量の情報がAmazonに提供されていないからです。
FBA倉庫に商品を納品する場合、その商品の縦×幅×高さの寸法サイズと、重量の各種データがAmazonに登録されている必要があります。
なぜなら、商品寸法によって納品先住所の住所が変わるからですね。
ところが、商品によっては、この寸法サイズと重量の情報がAmazon商品ページに未登録で、そのままではFBA倉庫へ商品を送ることができないものがあるんです。
例えばこちらの商品をごらんください。
黄色マーカーで示すように出品者が1名の商品です。
この新品出品者の詳細を一覧で確認してみると…。
このように、プライムマークに付いていない自己出品者が1名表示されました。
つまりこの商品は、
- 出品者1名のみ
- その出品者は自己発送
ということで、FBA倉庫にこの商品を納品している出品者は現時点で1人もいないということですね。
ということは、もしもこの商品が過去一度もFBA倉庫へ納品されていないのだとすると、商品の寸法サイズや重量情報がまだAmazon商品ページに未登録であるということ。
実際にFBA料金シミュレーターで確認してみました。
はい、このように商品検索を行うと包装の寸法と商品重量の記入が求められます。
Amazon商品ページにこれらの情報が登録されていないため、手動で入力しないと手数料計算ができないということですね。
商品の手数料は、その商品のカテゴリーによって決まる出品手数料と、寸法・重量などによって決まるFBA手数料の合計で決まります。
モノレートで入金額が表示されない原因は、過去にFBA倉庫へ商品を納品した出品者がおらず、まだ商品寸法と商品重量の情報が未登録だからです。
FBA料金シミュレーターに寸法と重量を予測入力して利益計算
過去にFBA倉庫へ納品された商品でなくても、利益が取れそうなら積極的に仕入れを狙っていくべきです。
商品寸法サイズや重量をAmazon出品ページに登録して、自分自身がFBA倉庫への納品第1号になればいいだけですからね。
そのためにはまず、商品の仕入値に対して、販売価格や手数料を勘案して利益が取れるか否かを判断する必要があります。
しかしながら、商品寸法と重量が分かっていない以上、手数料がいくらかかるか不透明なわけで、これでは正確な利益計算が出来ませんよね。
実店舗せどりをするなら、店頭で商品を見ることができるのである程度の寸法や重量を予測できますが、電脳せどりの場合は実物を見ることができないので、寸法も重量も未知数です。
そこでまずは、該当商品のAmazon商品ページを詳細にチェックしていきましょう。
するとこのように、現在この商品を出品している自己出品者が「商品の説明欄」に以下の情報を記載してくれている場合があります。
重要な記載情報
- 商品サイズ
- 商品重量
- 梱包サイズ
- 梱包重量
ありがたいことに、これを参照すれば商品のサイズや重量などの手数料計算に必要な情報が入手できますので、この情報をFBA料金シミュレーターに入力してしまいましょう。
このように必要な商品サイズ情報を入力すると…。
FBA手数料が自動計算されて、寸法や重量も勘案した上での純利益額を計算することができますね。
なお、当然のことながら、Amazon商品ページに寸法や重量に関する情報が載っていない場合もあります。
そういうときは、その商品を販売している他のネットショップを探して、そのショップページに必要な情報が載っていないか確認してみるといいですね。
一番分かりやすいのは、その商品のメーカーサイトページです。
このように、メーカーの商品ページには仕様情報として商品サイズや重量が記載されている可能性が高いので、ここをチェックして利益計算の参考にするといいですね。
出品を行うときに商品寸法と重量も入力する
利益が出ることがわかれば、いつもと同じ手順で商品登録出品作業を行っていきます。
せどりの出品作業のやり方part.1|検品から商品登録までの流れを解説します。セラーセントラルを開いたら、「在庫」→「商品登録」へと進みます。
次に、検索窓に商品のJANコードやASINコードなどを入力して「検索」をクリック。
あとは、商品コンディションに応じた「出品する」ボタンをクリックしましょう。
しばらくすると、自分の出品商品一覧に該当商品が加わります。
2~3分時間を置いて、セラーセントラルのトップページから「在庫」→「在庫管理」へと進みましょう。
一覧の一番上に追加した商品が表示されているはずですので、その商品の「詳細の編集」をクリック。
ここから重要な情報の入力作業に移ります。
「詳細」タブをクリックすると、「重量」という項目があるのでここに商品重量を入力しましょう。
さらに下へスクロールしていくと、「商品の寸法」と「包装の寸法」の項目がありますので、こちらにも事前に調べた情報を入力します。
あとは「保存して終了」をクリックすれば完了です。
「保存して終了」をクリックすると、在庫管理画面に戻るのですが、ここに以下のような記載が表示されます。
「Amazonがご提案を承認すると、15分以内に商品詳細ページが更新されます。」と記載されていますね。
Amazonは、商品寸法や重量といった情報をより正確に管理するため、複数人の出品者から情報を募った上でその全ての情報を勘案して実際に登録する寸法・重量情報を決定するんです。
そう思うかもしれませんが、安心してください。
自分一人の情報提供であっても、その情報が確からしい場合はちゃんと出品ページに登録されます。
なので、大抵の場合これらの情報を入力して15分経てば、商品寸法や重量がAmazon出品ページに登録され、これにより通常どおりFBA出品を行うことが可能となりますよ。
一苦労して面倒な作業を行えば初心者せどらーから脱却できる
以上、商品寸法や重量のデータ未入力商品を実際に仕入れて出品する方法について説明しました。
思考停止した人が見過ごしがちの商品こそ、仕入れのチャンスなんですよ。
自分自身がせどりに取り組んでいる中で、
面倒だな…
どうすればいいかわらないな…
なんて思ったことは、自分と同レベルのせどらーも全く同じ感情を抱いているはずなんですよね。
ということは、ここで思考停止してこの課題を諦めるのか、創意工夫して一苦労かけてでもこの課題を解決するのか、それによってライバルとの差がぐっと開きます。
「ちょっと副業でお小遣い稼ぎができればいいなぁ」くらいの考えの人は世の中にたくさんいて、そういった人は稼げるノウハウを日々探し回っています。
ノウハウという教科書さえあれば稼げると思っているので、「自分で解決策を考える」とか「自分で一手間加える」といったことをしない人が多いんですよ。
だからこそチャンスなんです。