以前に執筆した記事で、Amazonからリサーチをはじめて商品を仕入れる電脳せどり手法を紹介しました。

電脳せどりには、大きく分けて2つの仕入れ手法があります。
✓ネットショプでリサーチ&仕入れを行う手法
この2つの手法の大きな違いは、「Amazon定価超え商品を狙うのか、ネットショップのセール品を狙うのか」という点にあります。
前者の手法は、Amazonからリサーチして定価超え商品を探していく手順を踏み、後者の手法は、ネットショップからリサーチして出来るだけ安い商品を探していく手順を踏みます。
本記事では、後者の「ネットショップでリサーチ&仕入れを行う手法」について解説していきます。
リサーチするネットショップを探す
まずは仕入れに使えそうなネットショプを探します。
ネット上には多種多様なネットショップが存在するため、最初は一体どのネットショップから仕入れればいいのか検討もつかないと思いますが、まずは出来るだけ多くのネットショップをピックアップしてみましょう。
各ネットショップで地道にリサーチを繰り返していくと、実際に仕入れが出来るネットショップとそうでないネットショップが判別出来るようになりますので、自分で勝手に仕入れの可能性を狭めないように、まずは思い付く限りのネットショップをリストアップしておくといいですね。
代表的なネットショップとして、下記をおさえておきましょう。
- 楽天市場の出店ショップ
- yahoo! ショッピングの出店ショップ
- 家電量販店のネットショップ
- メーカーの公式ネットショップ
楽天市場やyahoo! ショッピングには膨大な数の出店ショップが含まれています。
家電量販店やメーカー独自のネットショップについては、思い付く限りの名称をgoogle検索などで調べてみて、ネットショップを保有している家電量販店やメーカーをピックアップしましょう。
ヨドバシカメラ、ヤマダ電機、ビックカメラ…日常で見かける家電量販店の名称を検索したり、あるいは「家電量販店 ネットショップ」「家電メーカー ネットショップ」といったキーワードで検索したりすることで、より多くのネットショップを見つけましょう。
ネットショップでのリサーチ対象をセール品に絞る
出来るだけ多くのネットショップをピックアップしたら、片っ端からリサーチをしていきます。
そうは言っても、楽天市場やyahoo! ショッピングには膨大な数の出店ショップが含まれているので、どのショップからリサーチすべきか分からないと思います。
最終的には全てのネットショップを調べ尽くすくらいの気持ちで取り組んだ方がいいのですが、とはいえ候補数が膨大だとどこから手を付ければいいか迷ってしまうので、まずは自分でリストアップした家電量販店やメーカー独自のネットショップからリサーチしていくといいですね。
ネットショップを決めたら、そのネットショップのトップページを開きます。
ここからリサーチを開始していくわけですが、販売商品の種類が膨大なので、仕入れられる可能性の高い商品に絞ってリサーチしていきましょう。
仕入れられる可能性の高い商品とは、ずばりセール品などの値下げが敢行されている商品です。
当然のことですが、定価で販売されている商品をいくらリサーチしたって、たまたまAmazonで定価超えを起こしていない限りは絶対に仕入れできないわけですから、このような商品を片っ端からリサーチするのは効率が悪いです。
なので、まずはリサーチ対象をセール品に絞るため、ネットショップのトップページから「セール」や「値下げ」といったワードを探します。
例えば、こちらは楽天ブックスというネットショップのトップページです。
参考 楽天ブックス楽天ブックス通常、どんなネットショップでも、セールや値下げを敢行している場合は文字リンクやバナーでその旨を提示しているものであり、この楽天ブックスでもピンク線で示すようにセール開催中のお知らせをしてくれています。
この文字リンクやバナーリンクをクリックして、リサーチする商品をセール品に限定することが、リサーチの第一段階と考えてください。
リサーチの優先順位を決める
セール商品に対象を絞ったら、商品のリサーチ順を決めていきます。
この中から各商品について仕入れ可能か否かの判断をしていくのですが、どの商品も仕入れできる可能性があるものばかりなので、「絶対にこの順番にリサーチしなければいけない!」というルールはないのですが、ある程度は自分なりに優先順位を決めておきましょう。
例えば、セールに様々なジャンルの商品が含まれているのであれば、「まずはゲームからリサーチしよう!」と決めて、ゲームという一つのジャンルに絞ってリサーチするのも一つの手です。
また、大抵の場合、ネットショップには並び替え機能や条件絞り機能がついていますので、これを活用して自分なりに優先順位を付けてリサーチをしていくといいです。
例えば、上記の楽天ブックスではこんな工夫をしています。
- 「在庫あり」に条件を絞ることで無駄なリサーチを避ける
- 「おすすめ順」に並び替えてAmazonでも売行きの良さそうな商品順にリサーチする
結局のところ、電脳せどりは魔法のようなノウハウを求めるよりも如何に効率よく仕入れをするかを考えた方が圧倒的に稼げるので、こういった部分にも気を使ってみてください。


モノレートを使って仕入れ可否判断をする
さて、次は『モノレート』というサイトを使って仕入れ可否判断を行っていきます。
参考 モノレートモノレートモノレートでAmazonにおける売行きランキングと販売価格を調べ、十分な利益をとれるか否かを確認する作業になります。
順を追って説明していきます。
モノレートで個別商品ページを開く
ネットショップの商品一覧から個別の商品ページへ移り、商品名をコピーしましょう。
商品名や商品コードをコピーしたら、モノレートの検索窓に貼り付けて「グラフを見る」をクリックします。
これによりモノレート上でAmazonの商品価格と売行きランキングをチェックしていきます。
Amazon商品価格とネットショップ価格を比較して想定利益を確認
モノレートで個別商品ページを開くと、画面の上段がこのように表示されます。
主に商品情報が表示されており、ここで新品・中古それぞれのAmazon出品価格の最安値や出品者数を確認することができます。
「商品ページ」ボタンをクリックすれば、実際にAmazon商品ページを開くことができますので、コンディション別に出品価格を調べたい場合や、FBA出品の最安値を調べたいなどは、こちらから詳細を確認しましょう。
FBA出品者であれば、FBA出品の最安値に合わせて出品するのが基本ですが、モノレートに表示される最安値は自己出品も含まれているので、その点だけはご注意くださいね。
FBAの利用はせどりで収益をあげるためにほぼ必須といっていいので、こちらの記事を参考にしてください。

こちらの商品は、Amazonの最低価格が2,739円(最低価格がFBA出品であることを確認しました)であり、楽天ブックスでの販売価格が1,080円であるため、大きな価格差があり、利益がとれる可能性がありそうですね。
実際にどれくらい利益が出るかは、FBA料金シミュレーターを使って詳細に確認しましょう。
参考 FBA料金シミュレーターAmazon使い方はこちらの記事で解説しています。

実際にFBA料金シミュレーターを使って利益計算をしてみたところ、現在のAmazon最低価格で販売出来れば、1,101円の利益(利益率40%)が出ることがわかり、十分仕入れ対象になることを確認しました。
売行きランキングをチェックして出品したら売れるか否かを確認
十分な価格差があったとしても、Amazonで全く売れていない商品であれば出品しても在庫として残り続けるだけなので、これから仕入れる商品が本当にAmazonで売れるか否かを確認する必要があります。
そこで、モノレートの個別商品ページの下段に表示されるランキンググラフをチェックしましょう。
こちらのグラフは、Amazonにおいてこの商品が3ヶ月間でどれくらい売れているのかを示すものです。
グラフが何度も繰り返し上下しておりその間隔が密であればあるほど、その商品の売行きがよいということで、これを数値指標で示したものがピンク線で示す『平均ランキング』です。
この商品に関しては、画像から見ととれるとおりグラフが密で売行きがよいことを確認できますので、仕入れればちゃんと売れるであろうことが予測できますね。
以上のような判断に基づいて、僕はこちらの商品を仕入れました。
楽天ブックスを含むあらゆるネットショプでこのような仕入れが可能ですね。
参考 楽天ブックス楽天ブックスなお、初心者のうちは、グラフを見ても想定どおりの期間で売れるかどうか判断が難しい場合もあるので、『平均ランキング』の数字基準を持っておくといいですね。
こういった基準を持っておけば、仕入れ判断がしやすいと思いますので、以下の記事を参考に平均ランキングの判断をしてみましょう。

なお、注意点として、ランキングはあくまで『平均ランキング』を基準にしてください。
モノレートの上段にも『ランキング』という表記があるのですが、これは現時点のリアルタイムランキングを指すものなので、参考にしないように注意しましょう。
ポイントサイト経由で仕入れを行う
仕入れ可能な商品が見つかったら、実際にその商品をネットショップから購入します。
ここで重要なのが、可能であればポイントサイトを経由して商品を購入するということです。
ポイントサイトに広告が掲載されているネットショップであれば、その広告リンクからネットショップへ移って商品を購入するだけで、商品購入代金の数%のポイントが付与されます。
おすすめは『ハピタス』というサイトですね。

こちらのハピタスの会員登録を行い、広告掲載のあるショップから商品を購入することで、1ポイント1円として使えるポイントが貯まります。
今回の場合、楽天ブックスでの商品購入なので、ハピタスの検索窓で「楽天ブックス」と検索してみましょう。
すると、楽天ブックスの広告が掲載されており、「商品購入で2%」のポイントが付与されることが示されています。
これは、商品購入代金の2%がハピタスのポイントとなって返ってくるということですので、2%OFFで仕入れが出来るようなものですね。
ハピタスにログインした状態で、「ポイントを貯める」ボタンをクリックしてネットショップに移り、そこで商品を購入すれば自動的にポイントが付与されるので、必ずハピタスは活用してください。
電脳せどりをしていると、毎月ネットショップからえ莫大な額の仕入れを行うため、数%でもポイントが付けば非常に大きな額になります。
例えば、画像の右上に表示されているように、僕はこの1ヶ月で5000以上のポイントを貯めることができましたが、これってハピタスを利用するだけで毎月5000円が自動的に入ってくるのと同じなので、使って損はないです。
終わりに
本記事で説明した電脳せどりの仕入れ手法は、今後電脳せどりで収益をあげていく上での土台になりますので、是非これを参考に仕入れに挑戦してみてくださいね。
また、本記事の仕入れ手法を使って実際にリサーチを行った実践動画を撮りましたので、以下も合わせて参考にしてもらえればとおもいます。
