つい最近のこと、ワードプレスの管理画面に入り、ブログ記事を編集しようと『投稿』⇒『新規追加』とクリックしたら全く更新が進まずに、終いには画面がフリーズしてしまいました。
それも、何度PCを再起動しても同じ現象が起こってしまう。
というか、他のサイトを開く分には何の支障もないので、そういう問題じゃないぞと。
となると、サーバーも関係ない…。
そんなこんなで、ワードプレスの管理画面を2時間ほどいじっておりましたところ、ようやく管理画面がサクサク動くようになり、いつもどおりスムーズに記事編集をできる状態に戻りました。
ワードプレスの管理画面が重いのでブログ更新が全く進まず2時間くらい格闘した。色々やったけど結局ワードプレス内のキャッシュを削除したらなんとかなりました。
— Souhei (@souhei_30hack) May 31, 2018
ということで、忘れないうちに今回僕がワードプレスの管理画面を高速化するためにやってみた3つの対処法を紹介します。
ウェブブラウザのキャッシュを削除
ひとまず、基本中の基本ではありますけど、ワードプレスを開いているウェブブラウザ『Google Chrome』のキャッシュを削除してみることに。
僕はインターネットビジネスとしてせどり物販に取り組んでおり、ネット上で商品を仕入れる機会が多いので、1日に何度もブラウザ上でページを開いたり情報を入力したりを繰り返します。
せどりが世の中に役立つビジネスである理由|悪質な転売とは違う稼ぎ方をしよう。ブラウザに多大な負荷をかけるもんだから、すぐにブラウザ上にキャッシュがたまって挙動が遅くなるのはよくあることなんですよね。
なので、いつもの感覚でGoogle Chromeのキャッシュを削除しました。
(クローム以外のウェブブラウザを使っているなら、そちらのキャッシュを削除してみましょう)
ブラウザ右上の3点アイコンから、『履歴』をクリックします。
履歴を開いたら、『閲覧履歴データの削除』をクリック。
あとは、削除したい項目にチェックを入れて『データを削除』をクリックするだけです。
ちなみに、『Cookieと他のサイトデータ』の項目にチェックを入れる場合は、ブラウザ上で保持されているサイト入力情報が全部消えてしまうので注意してください。
要するに、これを消してしまうと、普段ログイン状態が保持されているサイトにもう一度ログインIDやパスワードを入力し直さなければならないということですね。
こうなるとややこしいので、必要なサイトのログイン情報はしっかり把握しておいた上で、『Cookieと他のサイトデータ』を消すようにしてください。
ちょっと脱線しましたが、こんな感じでブラウザのキャッシュを削除してみました。
だけど、僕の場合これだけではワードプレスの管理画面が重いままで治りませんでしたね。
まぁ、そもそもワードプレスの管理画面以外のウェブサイトはサクサク動いていたので、これで治るとは思っていなかったんですけどね。
一応、ブラウザのキャシュを消すだけで問題解決する人もいるかと思ったので。
『P3 (Plugin Performance Profiler)』でプラグインの挙動を確認
次に、プラグインがワードプレスを圧迫しているんじゃないかと考えて、各プラグインの負荷を調べてみました。
といっても、プラグインを一つ一つ停止させて確認するのも手間だし(そもそもこの時点では管理画面が重すぎて一つ一つ停止するのも相当時間がかかる)、停止させたくないプラグインもあるし。。
あれこれ考えながら、ネット上で有効な手段がないか調べていると、『各プラグインの負荷割合』を調べるプラグインを発見。
『P3 (Plugin Performance Profiler)』というプラグインです。
早速管理画面から『プラグイン』⇒『新規追加』と進み、プラグイン名で検索してインストールボタンをクリック。
インストール後、有効化ボタンをクリックすれば、『ツール』の中に『P3 (Plugin Performance Profiler)』が追加されているので、こちらをクリックします。
あとは『Start Scan』をクリックするだけ。
『Auto Scan』か『Manual Scan』の選択を求められたら、『Auto Scan』を選択しましょう。
これであとはスキャニングを待つのみ。
スキャンが完了したら、『View Result』をクリック。
これで全ての作業が完了し、自分が今現在インストール済みのプラグインについて、ワードプレスにどの程度負荷をかけているかグラフや数値で示してくれます。
『Plugin Load Time』に全てのプラグインが有効状態でどの程度表示遅れが発生するのか確認出来るのですが、僕の場合は0.62Secと1秒以下なのでそんなに時間はかかっていない。
各プラグインの負荷率を示すグラフを見ても、飛び抜けて負荷が大きいプラグインはなさそうですし、比較的負荷が大きい『Aii in One SEO Pack』は誰しもがインストールしている必要不可欠なプラグインですから、プラグインが問題だったわけではなさそうですね。
ということで、「プラグインが悪さしてるのでは?」というあては外れてしまいました。
とはいえ、やたら負荷の大きいプラグインを有効化してしまったことで管理画面が重くなることはよくあるようなので、皆さんも同様の問題が生じたときには『P3 (Plugin Performance Profiler)』で調査してみるといいですね。
負荷の大きいプラグインが見つかれば、これを停止(削除しなくてもOK)すればサクサク動くようになるそうです。
『WP Fastest Cache』でワードプレス内のキャッシュを削除
次なる対処は、ワードプレス内のキャッシュの削除。
色々調べていたらこんなことがわかりました。
ワードプレスでは、記事を書いたりメディアをアップロードしたりしている途中で、編集内容が失われないように各種の情報が一時保存される(キャッシュが残る)。
つまり、ブラウザのキャッシュをいくら消したところで、ワードプレスに残っているキャッシュを消さなければ、ワードプレスの挙動に問題をきたす可能性があるということ。
そこで、これまでたまっていたであろうキャッシュを削除してみることに。
やり方としては、こちらもプラグインを使います。
その名も『WP Fastest Cache』
こちらもいつもどおり、『プラグイン』⇒『新規追加』と進み、プラグイン名で検索してインストールボタンをクリック。
あとは有効化をクリックして、左サイドバーに表示された『WP Fastest Cache』から各種の設定を行います。
まずは一番下の『Language』を日本語に選択して、「Submit」をクリックすることにより、日本語表示に切り替えます。
次に、チェック可能なチェックボックス全てにチェックマークを入れます。
ちなみに「Preload」にチェックを入れると、別枠が表示されますが、こちらは上段の6項目を全てクリック。
さらに、「新しい投稿」にチェックを入れると、同じように別枠が表示されますので、下段を選択しましょう。
これら全て完了したら、『変更を保存』ボタンをクリックして設定完了です。
あとはキャッシュを削除するのみ。
やり方としては、管理画面の上側に『Clear Cache』というボタンが表示されていますので、これを選択して『Delete Cache』をクリック。
これでワードプレスにたまっていたキャッシュが削除されるようです。
で、実際にこの作業を完了したところ、管理画面がサクサク動くようになり、いつもどおり記事の編集に取り掛かることが出来るように。
これで一安心、ほっとしました。
終わりに
今回、管理画面が重くなったのは初めてのことで、戸惑いながら色々調べて対処しましたが、結局やるべきことは上述した3つくらい。
- ブラウザ上のキャッシュを削除してみる
- プラグインの負荷を確認してみる(負荷の大きいプラグインを停止)
- ワードプレス上のキャッシュを削除してみる
サーバーに問題があるとか、そもそもPC自体に問題があるとか、そういった事情ではない限りはこれで解決すると思います。
僕は、効率よくタスクをこなすため自分なりに記事執筆の手順を考えたり、1日のスケジューリングを大事にしていたりと、仕事をとりまくライフハック的な要素に常に気を配っています。
ブログ初心者が書き方を学ぶ前に。記事を量産するライフハック5選。まあ言ってしまえばただのライフハックオタクなんですけどね。
だけど、今回のような不足の事態が起こってしまうと、緊急で多大な対処時間を取られたり、それにより今日やるはずだったタスクに手を付けられなかったりと、自分の計画が崩れてしまうことでモチベーションが下がってしまいます。
なるべく、不足の事態が起きてもさらっと解決できるくらいの対応力を持っておきたいなと痛感させられました。
[…] 記事を参考にさせて頂きました。 ワードプレスの管理画面が重いときの対処法|高速化するため僕がやった3つのこと。 […]