• Googleの推奨するパーマリンクの決め方を解説|最適な付け方でSEO対策を。

    パーマリンクとは、ブログのドメイン以下に表示される文字列のことです。

    パーマリンクhttps://sou-hei.com/wordpress/permalink-configuration/

    この記事でいえば、上記の赤字部分がパーマリンクですね。

    このパーマリンクは、記事ごとに割り当てられる文字列であり、ワードプレスでルール設定を行い自動的に決定することもできるし、記事作成のたびに自分の手で決めることも可能です。

    ワードプレスの管理画面から、「設定」→「パーマリンク設定」へと進めば、パーマリンクをどのように記述するかいくつかの共通設定の中から選ぶことができます。

    そして、このパーマリンクの設定は、今後長期にわたってブログ運営を続けていく上でとても重要なもの。

    記事を公開した後にパーマリンクを変更すると記事URLが別ものになってしまうので、これまでSEOで上位表示されていた記事であっても一気に下位へと転落してしまうこともあります。

    そういった意味で、パーマリンクはブログ立ち上げ当初から慎重に決める必要があるんですよ。

    そして、パーマリンクはどんな文字列でも付けられるんですが、それでもSEOを意識するなら守っておくべき“Google推奨のルール”がいくつか存在します。

    このルールは、ワードプレスのパーマリンク設定でどんな共通設定を選択するにしても、必ず抑えておくべきですね。

    ちなみに、パーマリンクに関するこれらのルールは「Googleが推奨している」というだけで、「これを守れば必ずSEOに強くなる」と保証されているわけではない点に注意してください。

    こんな感じで考えておくといいですね。

    SEOが強くなると明文化されてるわけじゃないけど、Google自身が推奨しているんだから、推奨されたとおりにパーマリンクを設定した方が評価も高いだろう。

    パーマリンクは極力短く記述する

    Googleは、Search Consoleのヘルプページにおいて「シンプルなURL構造を維持する」ことを推奨しています。

    サイトの URL 構造はできる限りシンプルにします。論理的かつ人間が理解できる方法で(可能な場合は ID ではなく意味のある単語を使用して)URL を構成できるよう、コンテンツを分類します。たとえば、航空機(aviation)に関する情報を探している場合、http://en.wikipedia.org/wiki/Aviation のような URL であれば、見ただけで必要な情報であるかどうかを判断できます。

    引用元:Search Consoleヘルプ(シンプルな URL 構造を維持する

    ブログのサイトURL自体は固定なので、URL構造をできる限りシンプルにするということは、パーマリンクを極力短く記述すべきということですね。

    例えば、本記事のパーマリンクでは「/wordpress/permalink-configuration/」というように、カテゴリ名と記事の内容を最小限の単語の組み合わせで記述しています。

    パーマリンクは論理的かつ人間が理解できるように記述する

    これも上記の引用のとおり、Search Consoleヘルプページにおいて「論理的かつ人間が理解できるように記述する」ことが推奨されています。

    パーマリンクを見れば記事の主題が分かるように記述してね!

    と言われているわけですね。

    例えば、本記事の主題は「パーマリンクの決め方」なので、「/permalink-configuration/」というように最小限の単語の組み合わせで記事の主題が分かるように記述しているつもりです。

    複数の単語でパーマリンクを記述する場合は間にハイフンを入れる

    1単語では記事の主題について表現出来ない場合、2~4単語ほどの組み合わせてパーマリンクを記述する場合があります(当然ながら、単語数が多すぎると上述した「短く記述する」というルールに反するので、その点は注意です)。

    そのような場合、複数の単語を連続して記述するのではなく、ハイフンを挟んで記述することが推奨されています。

    URL では区切り記号を使うと効果的です。http://www.example.com/green-dress.html という URL の方が、http://www.example.com/greendress.html という URL よりずっとわかりやすくなります。URL にはアンダースコア(_)ではなくハイフン(-)を使用することをおすすめします。

    引用元:Search Consoleヘルプ(シンプルな URL 構造を維持する

    アンダースコア(_)ではなく、ハイフン(-)が推奨されているので、その点もしっかり抑えておきましょう。

    例えば、本記事のパーマリンクでは「/permalink-configuration/」というように「permalink」と「configuration」という2つの単語をハイフンで組み合わせています。

    日本語によるパーマリンクの記述は避ける

    これはSearch Consoleヘルプに明文化されているわけではありませんが、日本語のパーマリンクは避けるべきです。

    例えば、ワードプレスのパーマリンク設定で、共通設定を「投稿名」に設定したとします。

    この基本設定の場合、記事の新規追加で記事タイトルを決めると、自動的にその記事タイトルがパーマリンクとして設定されます。

    このように、「テスト投稿」とタイトルを付けると、パーマリンクも「テスト投稿」という日本語文字列に自動設定されてしまうんですね。

    「短く」記述されているし、「論理的かつ人間が理解できる」からいいんじゃないの?

    そう考えがちなんですが、パーマリンクって本来『英文字でのみ記述されるもの』なんですよ。

    ここで日本語のパーマリンクを設定したとして、Googleはその日本語を理解した上で検索表示を行ってくれるわけではなく、その日本語パーマリンクを特定の英文字列に置き換えて認識してしまうんです。

    具体例で説明しましょう。

    例えば、こちらのWikipediaのページ。

    三国志の紹介ページで、パーマリンクも日本語で「三国志」で記述されています。

    ところが、このURLをコピー&ペーストしてみると、以下のように「三国志」という日本語がランダムな英数字の文字列に置き換わってしまうんです。

    https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%89%E5%9B%BD%E5%BF%97

    Googleがウェブサイトをクロールする際には、このランダムに記述された長ったらしい文字列をみることになります。

    ということは、日本語でパーマリンクを記述すると、「URL構造をできる限りシンプルにする」というルールも「論理的かつ人間が理解できるように記述する」というルールも満たさないことになるわけですね。

    そういった意味で、日本語のパーマリンクは使わない方がいいです。

    上述したような、パーマリンクの共通設定を「投稿名」に設定した場合には、「編集」ボタンをクリックすれば自作のパーマリンクに変更できるので、必ず英単語を使った記述に書き換えましょう。

    終わりに

    基本的には、上述した4つのルールを守ってパーマリンクを記述するのがセオリーです。

    ただし、ブログの種類(例えば、トレンドアフィリエイトブログを運営するのか、情報発信ブログを運営するのか)によってパーマリンクの共通設定は適切なものを選択すべきです。

    場合によっては、上述したルールを守らない方が効率的にブログを運営することができる場合もあるので、以下の記事を参考に「自分が運営するブログの種類に応じたパーマリンクの共通設定」を選択してみてください。

    おすすめのパーマリンク設定3選|ブログの種類に合わせて最適な方法を抑える。