• おすすめのパーマリンク設定3選|ブログの種類に合わせて最適な方法を抑える。

    ブログ記事のパーマリンクを適切に付けることによってSEO最適化を図ることは、今後ブログを運営していく上で非常に重要です。

    このパーマリンクは、ワードプレスの管理画面で一定のルール設定を行うことが可能です。

    管理画面の「設定」から「パーマリンク設定」へと移れば、6つの共通設定の中から自分に適したルールのパーマリンク設定を行うことができるんです。

    例えば、一番上の「基本」を選択すると、パーマリンクは「/?=123」に自動的に決定します。

    「123」の部分はランダムに決定される数字の羅列であり、記事の新規投稿を行うと自動的にこの数字が決まって、以下のように記事のURLが自動生成されるんです。

    『基本』で自動生成されるURL

    • https://ドメイン名/?p=ランダム数字

    ブログ立ち上げの段階で、パーマリンクの共通設定をどれにするのか熟考して決めることはめちゃくちゃ重要です。

    後々になって、「やっぱりパーマリンクを変えたい!」と思い直して共通設定を変更してしまうと、公開済みの記事までパーマリンクが変わってしまいます。

    パーマリンクが変わるということは、記事のURL自体が変わってしまうということ。

    せっかくSEO上位の記事だったのに、パーマリンクを変えてしまったがために一気に下位へと転落してしまうことも普通に起こりえます。

    僕自身も、何の知識もなかった頃に出来心でパーマリンク共通設定を変更してしまい、一気にアクセスが減ってしまった苦い経験があるので、ブログを立ち上げたばかりの方には絶対に注意してほしいですね。

    ということで今回は、運営するブログの種類に応じたオススメのパーマリンク共通設定を紹介していきます。

    幅広いテーマを扱う雑記ブログなどにおすすめの『投稿名』

    基本的には、どんなブログを運営するにしてもパーマリンクの共通設定は『投稿名』がベースになると考えておくといいです。

    どれにしようか迷ったら、『投稿名』を選んでおけば間違いはないということですね。

    Googleから推奨されているパーマリンクの付け方として、「極力短く記述すること」と「論理的かつ人間が理解できるように記述すること」の2点が挙げられていることは、以前執筆した記事でも紹介しましたね。

    Googleの推奨するパーマリンクの決め方を解説|最適な付け方でSEO対策を。

    『投稿名』を共通設定としたパーマリンクは、記事タイトルがそのままパーマリンクに設定されるため、無駄な要素が一切なく記事内容が簡単に理解できるという点で、Googleの推奨する付け方に適していると言えるでしょう。

    ただし、『投稿名』を共通設定とした場合、パーマリンクが記事タイトルそのまま、つまり長文の日本語で記述されてしまいます。

    このように、「テスト投稿」というタイトルの記事を作成すると、自動的にパーマリンクが「テスト投稿」という記事タイトルそのままの日本語になってしまうんですね。

    これでは、Googleの推奨する「極力短く記述すること」という要件を満たさない可能性がありますし、なにより日本語パーマリンクはSEO的に適さないので、『編集』ボタンをクリックしてパーマリンクを修正する必要があります。

    記事タイトルからキーワードをいくつかピックアップして、これらのキーワードを2~4つほど組み合わせて英単語で記述し直してあげるといい感じですね。

    今回は、「テスト投稿」という記事タイトルなので、「test-post」というようにパーマリンクを修正しました。

    このように、『投稿名』を共通設定にすると、1記事ごとに自分でパーマリンクを修正する必要があるので面倒なんですが、それでもSEO最適化のためには記事タイトルに即した英単語の組み合わせで「極力短く」そして「記事内容が分かりやすいように」記述するべきです。

    一々パーマリンクを自分で付けないといけないと言っても、記事タイトルをぱっと見て2~4キーワード拾ってこればすぐに出来ることなので、そんなに時間がかかる作業ではありませんしね。

    以上のとおり、基本的には『投稿名』をパーマリンクのベースにするのがどんなブログであってもオススメです。

    ですが、そんな中でも特に以下のようなブログを運営する場合には、必ず『投稿名』を共通設定にすべきだと思います。

    投稿名に設定したいブログの種類

    • ブログのテーマを決めずに書きたいことを記事にする雑記ブログ
    • ブログのテーマは決まっていてもそのテーマが広い情報発信ブログ

    記事のテーマが多岐にわたるタイプのブログですね。

    テーマが広すぎるブログの場合、最初から「数個~十数個のカテゴリに分類して記事を書く」ことが難しく、記事を量産していく中で何となくカテゴリ分類が固まっていきます。

    • この記事はどのカテゴリーにも属さないから新規カテゴリーを作ろう。
    • この記事のカテゴリーはしっくりこないから別のカテゴリーに移動させよう。
    • 1カテゴリー中の記事が増えすぎたからサブカテゴリーを作ってさらに細分化してみよう。

    こんな感じで、ブログを運営しながらカテゴリー分類を徐々に固めていくわけですね。

    なので、例えばパーマリンクの共通設定で「カテゴリー名をパーマリンクに含める」ような設定をデフォルトにしてしまうと、カテゴリーの加筆修正をするたびに記事URLがころころ変わってしまうんです。

    当然、記事URLが変ればこれまで培ってきたSEOに強い記事も台無しになってしまうので、最初からカテゴリー分けすることが難しいテーマが多岐にわたるブログは、カテゴリー名をパーマリンクに含めない方が無難ですね。

    そんな理由で、『投稿名』を共通設定にすることが最も適しているということです。

    狭いテーマを扱う特化型ブログなどにおすすめの『カスタム構造』

    上述したように、テーマが多岐にわたるブログを運営する場合は『投稿名』を共通設定にすることをオススメしますが、逆に取り扱うテーマが狭く、最初からカテゴリーを決めて記事を書けるようなブログの場合は、『カスタム構造』を共通設定にすることをオススメします。

    カスタム構造のおすすめ設定は、「/カテゴリー名/投稿名/」ですね。

    おすすめ設定/%category%/postname%/

    この設定であれば、記事のURLは「https://ドメイン名/カテゴリー名/投稿名」となるため、記事の内容も非常に分かりやすくSEOに適した表示となります。

    上画像では、「テスト投稿」というタイトルの記事を「ワードプレス」というカテゴリーに分類して投稿しましたので、パーマリンクが「/wordpress/test-post/」と表示されていますね。

    「wordpress」という英単語は、「ワードプレス」というカテゴリを作成するときに同時に設定するスラッグ文字列であり、記事のカテゴリーを選択すると自動的にパーマリンクに入ります。

    上画像のように、新規カテゴリーを追加する際に同時にスラッグを設定できますので、カテゴリーの名前に相当する英単語などをスラッグに設定しておくといいですね。

    「test-post」という英単語の組み合わせ表記は、上記と同様に記事タイトルに基づいて自分で編集しました。

    この『カスタム構造』は以下のようなブログを運営する場合に有効です。

    カスタム構造がおすすめのブログ例

    • カレーに関する記事のみを投稿する特化型ブログ
    • 電脳せどりのノウハウのみを投稿する情報発信ブログ

    カレーの情報しか投稿しないような特化型ブログであれば、投稿する記事のカテゴリは「スパイス」「レシピ」「おすすめの店」など最初からある程度決まっているので、後々になって大幅なカテゴリー変更を行うこともないでしょう。

    また、電脳せどりのノウハウのみを投稿する情報発信ブログであれば、幅広くネットビジネス全般について投稿する情報発信ブログに比べて取り扱うテーマは限られてきますし、これも最初からカテゴリーが大体決まっているはずです。

    そもそも取り扱うテーマが狭いわけですから、後々になってサブカテゴリーを作らないといけなくなるほどカテゴリーが増えすぎることもないでしょう。

    そのため、取り扱うテーマが限られていて後々にカテゴリー調整をする必要もないようなブログなら、『カスタム構造』で「カテゴリー名/投稿名」という設定にしてしまえば、記事の内容もカテゴリーも一発で分かるパーマリンクになるのでオススメです。

    ただし、何度も言いますが、後々になってカテゴリーを変更したりスラッグを変更したりしないよう注意してくださいね。

    記事投稿数の多いトレンドアフィリエイトブログなどにおすすめの『基本』

    トレンドアフィリエイトに取り組む場合、膨大な記事数を投稿し、そのコンテンツ量で他者を圧倒するようなブログ運営を行う方もいるはずです。

    そのようなトレンドアフィリエイトブログを運営する場合には、パーマリンクの共通設定は『基本』や『数字ベース』でもいいかなと思います。

    この設定では、パーマリンクがランダム数字になってしまうので、Googleの推奨する「論理的かつ人間が理解できるように記述すること」という条件を満たさないことになります。

    ただ、パーマリンクを手作業で付けることに多少時間がかかるのも事実ですし、特に膨大な記事数を量産するトレンドアフィリエイトブログを運営するとなると、このちょっとした時間すら記事の執筆に回したいところ。

    なので、あえてGoogleの推奨を無視してパーマリンクの共通設定を『基本』にしてしまい、記事の量産に全力を注ぐのも一つのやり方です。

    あくまでGoogleは、上述したパーマリンクの付け方を“推奨している”だけであって、そうでなければSEO上位表示されないというわけではありません。

    例えば、「フリー素材 ブログ」でGoogle検索した上画像では、SEO上位表示された3番目の記事のパーマリンクが「6278」という数字の羅列になっていますね。

    このように、数字ベースでパーマリンクを設定してもSEO上位表示されることは十分あるし、実際にトレンドアフィリエイトを実践している僕の友人でパーマリンクを全くいじらずに30万円以上の収益化を果たしている人もいます。

    トレンドブログなんて所詮は水ものですし、自分の労力との兼ね合いでパーマリンクの設定も決めてしまえばいいですね。

    終わりに

    以上、運営するブログの種類に応じたオススメのパーマリンク設定方法について解説しました。

    これから自分が運営するブログはどの種に相当するのか考えた上で、パーマリンクの共通設定を最初に決めてしまいましょう。