ここ数ヶ月は本業が忙しくて帰宅時間が22時を過ぎることもあり、副業に時間を使えないことにストレスを感じています。
副業開始当初は、「本業の傍らで収入を増やせたら…」ってくらいの気持ちだったのが、徐々に自力でビジネスの収益化を図ることに対してのめり込んでいき、気づけば気持ちの面で副業>>本業といったバランスになってるんですよ。
なので、本業に副業の時間を削られている現状に対してすごくモヤモヤしているのですが、そんな環境でも最近のせどり売上は安定しています。
ここ最近だと、例えば5月10日の売上は一日で7万円くらいでした。
今となっては、本業で忙しい毎日を過ごしていても一日数万円の売上が当たり前になっていますが、せどりを始めた頃は一日数千円売り上げるだけでも大変だった記憶があります。
副業という性質上、短い時間で効率よく稼ぎたかったので、「どんなジャンルなら手っ取り早く稼げるだろうか」といつも考えていました。
そこで今回は、実際に稼げるようになった今、せどりで最も稼ぎやすいジャンルが結局何だったのかというお話をしていきたいと思います。
取り組みやすいジャンルが最も稼ぎやすいジャンル
いきなり結論を言ってしまうと、せどりは「〇〇ジャンルが特に稼げる!!」ってことはなく、どんなジャンルでも稼げる人は稼げるし、稼げない人は稼げないというのが正しい答えかなと思います。
長年せどりに取り組んできて辿り着いたのがそんな抽象的な答えなのかと、がっかりされそうではありますが、最後まで読んで頂ければ初心者の方がこれから考えるべきことが明確になると思うので、もう少しお付き合いください。
せどりに取り組むにあたって、ジャンルごとに稼ぎやすさの差が全くないとは言いませんが、あるジャンルだけ極端に稼げるなんてことはまずあり得ないです。
基本的には先行者の利益として、特定のジャンルが稼ぎやすい時期というのはあるのですが、結局「〇〇ジャンルが稼ぎやすいよ!」なんて情報が出回り始めるとネット上に存在する数千万人がその情報を享受するわけですから、その頃にはすでに先行者の利益を得ることは出来ません。
例えば、まだ数十~数百円だったころのビットコインを購入し、その価値が大きく跳ね上がった今『億り人』になった仮想通貨長者が世の中に何人も存在します。
だけど、「仮想通貨って儲かるらしいよ!」「いまのうちにビットコイン買っといた方がいいよ!」なんて情報が出回り始めて仮想通貨が一般化した今、仮想通貨は特別稼ぎやすい投資対象ではなくなりました。
結局のところ、「〇〇が稼ぎやすい!」なんて情報が自分の耳に入ってくるということは、自分以外の数千万人の他人の耳にも入ってきているわけで、特定の稼ぎやすいジャンルを追い求めたって先行者の利益を享受することなんて出来ないわけです。
それでは、せどりに取り組むにあたって特定の稼ぎやすいジャンルがないのであれば、どんなジャンルを選ぶのが正解なのか。
それは、ジャンル自体の「稼ぎやすさ」ではなく、自分にとっての「取り組みやすさ」を優先してジャンルを選ぶことですね。
自分にとって取り組みやすいジャンルこそ、自分にとって最も効率良く稼ぎやすいジャンルになるんです。
「取り組みやすさ」っていうのは、好きか嫌いかという主観的な判断で決めるものではなく、あくまで客観的な判断で決めるものだと思ってください。
簡単に言うと、「CDが好きだからCDせどり!」というのは主観的な判断でしかないので、このような選択はあまり良くないよーということです。
以下では、せどりの取り組みやすさを客観的に判断する手法について説明し、その上でなぜ取り組みやすいジャンル=稼ぎやすいジャンルと言えるのかを解説していきますね。
せどりの取り組みやすさに関する判断手法
自分にとって取り組みやすいジャンルとは、端的に言えば自分の置かれた環境に最も適したジャンルを指します。
今の生活環境や労働環境等を踏まえて自分に最も適したジャンルを探すことが大切です。
ケーススタディを見ていきましょう。
✓残業続きで平均21時退社
✓家族と同居しており自分の部屋を持っていない
Aさんにとって最も取り組みやすいジャンルを家電せどり、日用品せどり、CDせどりの3つの例から考えていきます。
家電せどり
一般的に家電商品は他のジャンルに比べて大型商品が多いという特徴があります。
また、家電商品の仕入先のメインは家電量販店になりますが、家電量販店は国道沿いのような広い地域に多く、駅近のような人口密度の高い地域に少ないという特徴があります。
これらの特徴を考慮すると、電車通勤のAさんにとって、大型の家電商品を仕事帰りに仕入れて持ち運ぶことは困難であり、自宅における商品保管スペースにも限界がありそうです。
また、Aさんは車を持っていないので、国道沿いに点在する家電量販店を仕入れに回ることも難しく、電車、自転車、徒歩といった交通手段による移動に多くの時間を費やすのは効率が悪いと言えるでしょう。
このような観点から、家電せどりはAさんにとって取り組みやすいとは言い難いですね。
日用品せどり
日用品の仕入れ場所といえばスーパーや百貨店が思い浮かびますが、これらの店舗は夕方には閉店してしまうお店が多いです。
この特徴を考慮すると、平均退社時間が21時のAさんにとっては、退社後に日用品を仕入れることも難しそうです。
そのため、日用品せどりもAさんにとって特別取り組みやすいジャンルとは言えなそうです。
ただし、Amazonでは、特別な申請をすることにより『食品・飲料』『ドラッグストア』といったカテゴリの商品を出品することも可能になるため、これらの申請を行った上で食料品やシャンプーなどの薬品関連の仕入れを行うのはありかもしれません。
ドラッグストアなんかは遅い時間まで開いてますしね。
CDせどり
CDのようなメディア系商品は、1点1点がとても軽い上にTSUTAYAやGEOといった駅近に多く点在するメディアショップにて販売されている特徴があります。
しかも、メディアショップは総じて営業時間が深夜にまで及ぶ傾向にあります。
これらの特徴を考慮すると、CDは電車通勤のAさんでも十分な量を持ち運ぶことが出来るので比較的仕入れがしやすく、残業後であっても複数のメディアショップを仕入れに回ることが可能です。
このような客観的事実に基づいて考えると、家電せどり、日用品せどり、CDせどりの中では、CDせどりがAさんにとって最も取り組みやすいジャンルであることがわかります。
せどりは諦めなければ結果が出る
そもそも、なぜ自分にとって取り組みやすいジャンルが稼ぎやすいジャンルであると言えるのか?
その答えはせどりというビジネスの性質にあります。
せどりは労働集約型のビジネスであり、労働量が実績に直接結び付くという超シンプルなビジネスなので、諦めずに根気よく続ければ必ず結果が出るんですよ。
「四葉のクローバーを探して来い」と言われたら、時間をかけて探し回りさえすれば誰でも見つけることは出来るわけで、せどりもこれと一緒でとにかく本気で動いてさえいれば誰でも売上はついてきます。
大切なのは稼げるまで行動し続けるという持続力であり、持続力を維持するために、自分にとって取り組みやすいジャンルを最初に考えておくことが効果的なんです。
ネットビジネスで稼ぐために最も重要なのは行動すること「自分にとって取り組みやすいジャンル」を考えることもせず、ただ何となく決めたジャンルのせどりであっても、行動し続けてさえいればいずれ成果は出るはずです。
でも、行動の途中で行き詰まってしまい、「本当にこのジャンルでいいのか?」と不安を感じてしまう時期が絶対訪れます。
そんなとき、最初に適当なジャンルを選んでしまったものだから、「やっぱりCDせどりって稼げないんじゃないか?」「家電せどりの方が稼げるんじゃないか?」といった気持ちが湧いてきて、他のジャンルに手を出してしまう人がめちゃくちゃ多いんです。
ネットビジネスで成果が出ない人は、一つのビジネスで結果が出る前に放棄して別のビジネスに移ってしまうんですよね。
何に取り組むにしても、結果が出ない停滞期っていうのは絶対に訪れるものなので、その停滞期に不安にならないためにも、「自分はなぜ〇〇を選んだのか」ということを明確にしておくのは大切なことです。
だからこそ、せどりは行動さえ続けていれば成果が出るとはいえ、最初に「自分にとって取り組みやすいジャンル」を考えてからそれに取り組んだ方がいいんですよ。
今取り組んでいるのが自分にとって最も取り組みやすいジャンルであれば、途中で諦めて他のジャンルに手を出したところで今よりも効率よく取り組めるわけがないじゃないですか。
結果、途中で行き詰まっても目移りせずに行動を続けることが出来るので、最初にこのジャンルが自分にとって取り組みやすいと言える理由を考えておくことが大事なんです。
終わりに
結局のところ、せどりで稼げるジャンルってその人の環境次第で、逆に言えば環境次第でどんなジャンルでも稼げるんですよ。
重要なのは、自分の置かれた環境に応じて最も取り組みやすいジャンルを考え、そのジャンルを結果が出るまでひたすら続けることですね。
ちなみに、どんな環境に置かれた人でも取り組みやすいと言えるジャンルとして、ゲームせどりと電脳せどりがあります。
これについては、別記事で紹介していますので、そちらを御覧ください。
ゲームせどりと電脳せどりは忙しいサラリーマンでも取り組みやすい!