「ライフハック」は、ここ最近誰しもが知っている一般的な言葉として定着しました。
ライフハックは、本来仕事を効率よくこなすためのノウハウ全般を指す言葉なんですが、スマートフォンやタブレット端末の登場により、アプリやソフトウェアといったガジェットを用いた仕事術を指すことが多くなりましたね。
例えば、スマートフォンユーザーならスケジュールアプリやToDoリストアプリをダウンロードして、これにより日々の仕事を管理していると思いますが、これもまさにライフハックの一環です。
今回は、そんなライフハックとネットビジネスとの関係についてのお話です。
ライフハック好きな人ってどんな人?
学生時代の友人とたまに会って飲んでいると、「何か最近会社つまらないんだよね」とか「会社辞めたいんだよね」なんて話を聞く機会があります。
僕が副業でせどりに取り組んでいるからそういった話題が出るんですけど、「俺も出来るかな?」なんて質問されたときに、「ライフハック好きでスマホやPCといったガジェットをよく使いこなしているなら、意外とすんなり結果出せるかもよ」と答えることがあります。
なぜなら、ライフハック好きな人は総じてビジネス向けの資質を持っていると思うからです。
ライフハック好きな人とは、簡単に言えば四六時中効率化を考えているような人ですね。
ガジェットを使いこなしている人、あるいは使いこなしたいと考えている人は、ライフハック好きな人といって差し支えないかと思います。
✓スケジュールアプリをgoogleカレンダーと連動させてパソコンで編集
✓クラウドストレージアプリでデータのバックアップ
✓資金管理アプリで複数の銀行口座やクレジットカードの一元管理
このように、効率的に日々のタスクをこなせるようにライフハックを意識して生活している人であれば、意識せずともネットビジネスの特性を最大限活かして結果に結びつけることが出来ると思います。
僕は本業で国際特許事務所に勤めており、発明を特許として権利化したい企業から依頼を受けて、特許庁に提出するための明細書を作成する仕事をしているのですが、仕事の9割は書類を書くことなので、すごくアナログな作業なんですよ。
そんな仕事を続けていると日々の労働で頭が凝り固まってしまいがちなのですが、事務所の中には、何年も明細書を書き続けているのに、スマホやアプリについて詳しくライフハックを意識した生活を送っている先輩がいて、「こんなアナログな労働作業をひたすら続ける仕事をしなくても…」と思うことがあります。
発明をうまく権利化出来るか否かは明細書を書く人次第であり、そういった意味ではやりがいのある仕事ですので、好きでその仕事を続けているなら問題はないんですが、たまに飲み会で「仕事つらいなぁ」とか「転職しようかなぁ」なんて愚痴を先輩から聞かされると、「ネットビジネスならもっと自分の特性を活かして活躍出来そうなのにな」と思います。
うちの事務所には副業禁止規定がないので、僕も隠れてこそこそ副業をしているわけではないのですが、それでも仕事周りの人に「ネットビジネスで稼いでいます!」なんて自ら言うものでもないので、その場は声を押し殺していますけどね。
ネットビジネスの成功者はライフハックが染みついている
僕は副業でせどりに取り組んでおり、ネットを通じて様々なネットビジネス家と出会ってきましたが、ネットビジネスで生計を立てている人は皆共通してライフハックが身に染みついているなと感じます。
ただ労働作業を繰り返すだけではいずれ限界が来ることをちゃんと理解しており、だからこそライフハックで生産性を高める努力をしているのです。
簡単な例を挙げると、たこ焼き屋さんが売上を伸ばすために1日に作るたこ焼きの数を増やそうと考えたとします。
普段からライフハックを全く意識していないたこ焼き屋Aさんは、作業効率なんて二の次で、とにかく目前の利益のためにいち早くたこ焼きの数を増やそうと考え、たこ焼き作りのスピードを上げるため自分の技術をひたすら磨くことを徹底します。
この場合、技術の向上により作業スピードが上がったとしても、作業工程自体は従前と何ら変わりなく、1日に作れるたこ焼きの数はそれほど増えずに売上も伸び悩むことになります。
いくら作業スピードが上がったところで、たこ焼きの数を通常の2倍、3倍増やすことなんで不可能ですよね。
その一方で、ライフハックへの意識が高いたこ焼き屋Bさんは、例えば油を敷く作業を機械化したり、金勘定をソフトウェアに任せて自動化したり、従業員を雇ったりといったかたちで、何らかのガジェットを使い作業効率を上げることを最優先してたこ焼きの数を増やそうとします。
これって、機械の導入にお金がかかったり従業員に教える時間がかかったりするので、短期的には金銭的にも時間的にも損をすることになるんですが、長期的な視点で考えると、ただ1人で作業スピードを上げる努力をするよりも圧倒的に多くのたこ焼きを作ることができるんです。
これを会社に置き換えて考えてみると、たこ焼き屋Aさんは平社員的な立場で評価される人であり、たこ焼き屋Bさんは経営者的な立場で評価される人なんですよ。
平社員は上司から指示された仕事を黙々とこなす労働作業に従事していて、その労働作業のスピードや正確性が自身の評価に繋がる一方で、経営者は自分以外の人やモノを最大限活かして効率化を図っていて、それにより会社の売上や収益を伸ばすことが評価に繋がるんです。
そう考えると、ネットビジネスは「他人に雇われて給料をもらうもの」ではなく「自分の力でお金を生み出すもの」なので、副業で個人として取り組む場合であっても経営者的な視点を持つべきであり、ライフハックに対する意識が高ければ高いほど経営者的な視点でネットビジネスに取り組めるのではないでしょうか。
ライフハックに対する意識の強さが成功を決定付ける
ここまで説明してきたとおり、ライフハックへの意識の高さとネットビジネスの成果は密接に結びつくものであり、まだネットビジネスに取り組んでいない人であっても、ライフハック好きならその世界で成功できる可能性は高いと思います。
日常生活や仕事をこなす上で、常に効率化を考えているような人は、ネットビジネスに取り組むにあたっても常に「如何にして効率よく作業をこなすか」を考えるからです。
- この作業って本当に必要?
- この作業って自分がやるべき?
- これって一元管理出来ない?
そんな考えを常に巡らしてライフハックへの意識を徹底している人は、ただがむしゃらに労働作業を繰り返しているだけの人に比べると、圧倒的に大きく稼げる可能性を秘めていると思いますね。
当『Life Buffering Media』では効率化に関する記事をいくつか執筆していますが、ネットビジネスに取り組む上で効率化を優先することは本当に大事です。
徹底的な効率化がせどりの収入アップに対する大きな武器になる! 電脳せどりのリサーチを超効率化する拡張機能の導入方法とは? 電脳せどりの仕入れを極限まで効率化するパソコン周辺環境を公開!せどりやアフィリエイトに取り組んでいると、ただ自分で仕入れを繰り返したり記事を書き続けたりといった作業に終始してしまいがちなんですが、そこから一歩踏み込みライフハックを意識して効率化を優先するようになれば、単なる労働者からビジネスオーナーへと変貌を遂げることが出来ます。
ネットビジネスの本当の価値は、ビジネスオーナーとしてこれに向き合ってこそ生まれるものですので、ライフハックへの意識を強くもち、労働者から脱却してビジネスオーナーになることを意識するといいと思います。
ネットビジネスで稼ぐために労働者からビジネスオーナーへマインドを変えよう!これが自然に出来る人であれば、絶対にネットビジネスで成功すると思うので、本業の愚痴を言っている暇があったら是非チャレンジしてほしいと思いますね。
ちなみに、ライフハックに対する意識って、ネットビジネスをはじめることで後天的に備わっていくものでもあります。
僕の場合がそうで、昔はパソコンも本業の仕事でしか使っていなかったし、スマホに興味がなくて頑なにガラパゴス携帯を使っていましたが、ネットビジネスをはじめて労働作業をひたすら繰り返すうちに、「このまま続けていても収入の頭打ちがくるな」という悩みが生まれ、これを解決するために外注化やツールの導入といった形で効率化に着手しました。
結果的に、効率化に時間とお金を費やしたことで、ネットビジネスによる収益も大きく伸びていき、如何に仕事を効率化することが重要であるかを痛感させられたため、日常におけるライフハックにも強い関心を抱くようになりましたね。
言うなれば、ハードル走でいいタイムを出すために、ひたすら速く走るための走力を鍛えてきたのに、実際に走り始めると途中に設けられたハードルが高くてなかなか越えられず、やっとの思いでそのハードルを越えたときに、「走力は並のままでも、跳躍力を鍛えた方がむしろタイムは伸びただろうな」と気付かされた感じです。
『失敗は成功のもと』なんて言いますけど、失敗せずに成功出来るならそれにこしたことはないので、効率化に対する意識は常にもっておくことをオススメします。
最後に
ライフハック好きな人は、ネットビジネスの特性を最大限活かして大きな成果を上げることができる資質をもっています。
また、今はライフハックへの意識が希薄であっても、ネットビジネスに取り組む上では必ず効率化を徹底する必要があるので、しっかり念頭に置いておきましょう。