せどりに取り組んでいると、これからせどりを始めようと考えている人から「実店舗せどりと電脳せどりってどっちが稼げるの?」と質問されることがあります。
結論を言ってしまえば、どっちにもメリット・デメリットはあるし、その人自身の労働環境や生活環境も多大に影響するので、こっちの方が稼ぎやすいという明確な答えはないですね。
僕自身も実店鋪せどりと電脳せどりの両方に取り組んでおり、どちらでも満足のいく実績をあげることができているので、一概にどちらがよいということもありません。
ただ、最近は電脳せどりをメインとして仕入れを行うようになり、実店鋪へ仕入れに出掛ける機会は減りましたね。
このような現状を踏まえて、本記事では、電脳せどりをメインとして取り組みはじめた理由についてお話していきたいと思います。
実店鋪せどりをするか電脳せどりをするかで迷っている方の参考になればと思います。
実店舗せどりで実績を構築したあの頃
そもそも、僕のせどりキャリアは、実店舗での中古ゲームせどりからスタートします。
当時は電脳せどりに手を付けてはおらず、休日返上で自宅周辺のブックオフ、ゲオ、リサイクルショップなどをまわっては中古ゲームの仕入れを行っていました。
今やAmazon倉庫への商品発送は外注化しているので、自宅に商品を保管することはありませんが、当時は自分の部屋に商品を保管し、これをまとめてAmazon倉庫へ送るという作業を自力でこなしていましたね。
中古ゲームをある程度仕入れられるようになってからは、家電量販店などもまわって新品の仕入れにも取り組むようになりました。
せどりをはじめて4ヶ月ほどたった頃にコンサルを受け、これにより仕入れが順調に出来るようになり、当時は実店鋪せどりだけで月商100万円を超えました。
せどりコンサルで騙されないために注意すべき3つのポイント電脳せどりに取り組みはじめた理由
実店舗せどりのみで月商100万円を達成し、この実績をさらに伸ばしていこうという段階に入ったのですが、そんなときにこれまで積み上げてきた実績を捨てて電脳せどりを始めます。
捨てたというより、一旦実店鋪せどりを抑えてでも電脳せどりを覚えようと思ったということですね。
その理由は大きく分けて3つです。
時間的余裕が必要だったから
僕はとあるきっかけで「家族の幸せな生活を守るためにはいまのままじゃダメだ」と思うようになり、本業の傍らでせどりをはじめました。
詳しくは以下のプロフィール記事をご覧頂ければと思います。
プロフィールそして、数ヶ月せどりを実践しているうちに、それなりの実績を出せるようになったんですが、収入が増えるのに反比例して時間的自由が失われていったんです。
当時はただ労働作業を重ねることで収入を増やそうとしか考えられていなかったので、とにかくせどりに時間を費やしていたのですが、そうすると家族とともに過ごす時間も減っていき、プライベートが希薄になっていったんですよ。
そもそも家族の幸せを考えた上でせどりに取り組みはじめたのに、その家族の一員である僕自身の余裕がなくなってしまったので、「これってせどりをはじめた最初の目的に合ってないよな」と悩むようになりました。
そこで、時間的自由を極力失わないようなせどり手法はないかと考え、電脳せどりに取り組む決心をしました。
移動時間や清算時間が一切かからず、平日の夜寝る前の時間などを使って作業が可能な電脳せどりは、実店鋪せどりに比べて時間効率が高く、これなら家族との時間を大切にしつつ収入を生んでいけるのではないかと考えたんです。
電脳せどりに取り組みはじめた後も、紆余曲折経て、2017年末にWebマーケッター、コンサルタント、せどりビジネスオーナーとして独立起業を果たしました!
その経緯はプロフィールページに詳細に書いていますので、是非御覧ください!
自分の環境に電脳せどりが合致するから
僕は都会から少し離れた郊外に住んでおり、車がないと実店舗で仕入ができない状況です。
車は持っているんですが、奥さんが仕事や買い物に行くために購入したもので、僕がいつでも自由に使えるというわけではありません。
また、職場は都会にあるため、通勤経路に複数の仕入れ店舗が点在しているのですが、退勤時間が21時頃になるため閉店している場合が多いのです。
このような自分自身の生活環境や労働環境から鑑みると、実店舗せどりができるタイミングが非常に限定されるんですよ。
これは、仕入れ機会を損しているのと同じですね。
そこで、いつでもどこでも仕入れが可能であり、環境に左右されない電脳せどりに惹かれたわけです。
電脳せどりは外注化しやすそうだったから
ネットビジネスをはじめて以来、多くの起業家と接する機会に恵まれ、せどり専業で生計を立てている方にも出会いました。
その中で、「人生楽しそうだな」「成功者の匂いがするな」と感じた人は皆、当時の僕のようにせわしなく働いているわけではなく、時間に余裕をもって自由な生活を謳歌していたんです。
理由は簡単で、自己実現に向けて先を見ている人ほど、ただ労働作業を繰り返すのではなく、自分以外の人やモノに働いてもらうというビジネスオーナーの思考を持っているからです。
自分で100働くよりも、自分以外の10人が50ずつ働く方がはるかに大きな売上をあげることができるし、その上自分の労働作業時間は減っていきます。
ビジネスオーナーの思考を持っている人は、他力を最大限活かすことを徹底しているため、金銭的にも時間的にも自由な生き方を送っているわけですね。
ネットビジネスで稼ぐために労働者からビジネスオーナーへマインドを変えよう!これを受けて、僕もいずれは自分でやらなくていい作業を人やツールに任せるべきだと考えるようになりました。
そして、外注化することを前提にせどりに取り組むのであれば、インターネット上で全てが完結する電脳せどりの方が自分以外の人やツールに作業を任せやすいと考え、電脳せどりをはじめたんです。
終わりに
繰り返しになりますが、僕が実店舗せどりを抑えて電脳せどりをメインに取り組むようになったのは、決して電脳せどりに比べて実店舗せどりが稼げないからではありません。
むしろ、実店舗せどり特有のメリットもたくさんあります。
電脳せどりの短所は実店舗せどりで補完しよう!ただ、自身の目的や環境を踏まえて最高のパフォーマンスを発揮するには、時間的制約や環境的制約の少ない電脳せどりに取り組む方が効率がよいと感じたんです。
皆さんもせどりに取り組むにあたっては、実店舗せどりと電脳せどりのどちらが稼げるかではなく、目的や環境等に応じてどちらを優先すべきかを考えてみましょう。