僕は国際特許事務所に勤務しておりまして、本業では特許庁へ提出する特許明細書の作成というお堅い仕事をしています。
最近は、普段の明細書作成業務に引っ張られているのか、この『Life Buffering Media』の記事の文章も堅くなりがちだなと思います。
文体によって著者の印象もがらっと変わるので、本業とはマインドを切り替えて執筆しないとなと思っているのですが、なかなか大変ですね。
どんな副業でも、本業との間でマインドを切り替えることってすごく大事で、特にせどりに取り組んでいると会社員の延長で労働作業をひたすら続けてしまいがちなんですが、それでは大きく収入を伸ばすことは難しいんですよ。
せどりで大きく収入を伸ばしていくためには、労働者マインドからビジネスオーナーマインドへマインドセットを切り替える必要があります。
正直、昔はそんな風に思っていたんですけど、副業を長く続けて収入も増え、自分だけの働き方を創り上げることを目的に活動している今となっては、いくら具体的なノウハウを学んだところで、労働者としてノウハウを実践するだけでは所詮労働者の限界レベルまでしか収入は増えないし、何より自己発信で生まれる自由な働き方は創れないことがわかってきました。
ということで本記事では、自分だけの働き方を創り上げ労働者レベルの限界を超えて収入を増やしていくために、ビジネスオーナーマインドを身につけることの重要性について具体的に説明していきたいと思います。
労働者マインドとビジネスオーナーマインド
労働者マインドとは、『組織の中で決められた時間働いて決められたお給料を貰う』という極々一般的な給与体系を基本とした雇われる側のマインドセットですね。
一方でビジネスオーナーマインドとは、『組織から給料を受けとるのでなく自力でお金を生み出す』ことを基本とした雇う側のマインドセットです。
労働者マインドとビジネスオーナーマインドは、収入を得る方法が全く異なるので考え方の枠組みが根本から違います。
収入の性質から考えると、副業せどりで本格的に稼ぎたいのであれば、自分でお金を生み出すビジネスオーナーになるべきだということは言うまでもないですね。
せどりは自分の意思で取り組む会社からは独立したビジネスであって、単に決められた時間せどりの作業をしたからといって誰かから給料をもらえるわけじゃありませんから。
しかしながら、日本で義務教育を受けて社会に出た人のほとんどは労働者マインドが自然に身に付いているので、意識しなければ会社員の延長で労働作業をひたすら続けるだけのせどらーになってしまう可能性が高いんです。
日本の一般家庭で育った人は、自然と労働者マインドに傾倒するものなんですよ。
- 学校では組織の輪の中で生きていくことを学ぶ
- 家庭では会社員の親のもと暮らす
- 社会に出て会社員として雇われながら働く
そんな人生を歩んでいる人がほとんどなので、労働者にとっての当たり前が自分にとっての当たり前になってしまうのも仕方がありません。
例えば、中学を卒業した人のほとんどが当然のように高校に進学します。
大学に入学した人のほとんどが当然のように就活します。
会社に就職した人のほとんどが独立起業なんて危ないと言います。
これをみて「いや、おかしいだろ!」と感じないのは、組織の一員であることや組織の中で給料を貰うことが当たり前だと思い込んでいるからですね。
本来であれば、中学を卒業して働いたって何の問題もないわけだし、就活をしないといけないルールなんてないし、起業したことのない人が独立起業は危ないなんて言うのはおかしいし、全部当たり前ではないんです。
これまでの人生で労働者マインドが自然と身に付いてしまった証拠と言えます。
一方で、ビジネスオーナーマインドは自然に身に付くものではありません。
これは日本の義務教育に資産運用等のお金に関する教育がないことが要因ですね。
投資なんてギャンブルだ!
コンサルなんて詐欺だ!
こういった感想が世の中に多く見受けられるのも、お金を使ってお金を生み出すということを習わないで大人になったことが原因であり、大半の人はビジネスオーナーマインドが身についていないからこそ自力でお金を生み出す行為を異常だと考えてしまうわけです。
なぜ労働者マインドを捨てることができないのか
これって口で言うのは簡単なんですけど、実際はかなり難しいことなんですよ。
なぜなら、今までの常識を捨てて新しい価値観を取り入れないといけないからで、これまでの人生で労働者マインドを育んできた人にとっては大変な変化なんです。
例えば、ロールプレイングゲームをプレイしているとして、打撃攻撃中心の戦士をコツコツと時間をかけて育て、レベル30まで成長させたとします。
ところが、魔王と戦う直前になって、魔王は打撃攻撃よりも魔法攻撃に弱いことがわかりました。
この状況で、ここまで育ててきた戦士をすぱっと捨て去り、魔法使いをレベル1から育てられるかというと、判断に困りませんか?
大半の人は、これまで戦士に費やした時間を無駄にしたくないので、魔王戦は戦士のまま押し切ってしまうと思うんです。
魔王は魔法に弱いというだけで、打撃だって一応効くわけですから、それなら戦士を育てあげて魔王に挑む方が効率的に感じてしまうのが普通だと思います。
理屈はこれと全く同じで、これまでの人生で労働者マインドを育ててきた反面、ビジネスオーナーマインドは全く身に付けてこなかった人が、急に「せどりはビジネスオーナーマインドが必要!」と言われたって、労働者マインドを捨ててせどりと向き合う勇気は持てないんですよ。
労働者として自力で作業をひたすらこなすだけでも、目先の十数万円程度なら十分に稼げるので、労働者マインドでせどりに向き合っても多少は成果も出るんです。
そうなると余計に労働者としてせどりに取り組んでしまいますよね。
なぜ労働者マインドを捨てる必要があるのか
労働者としてせどりに取り組むだけで多少は成果が出ると言っても、そもそも労働者としての働き方やそれに応じた収入に不満があるからこそ副業に取り組むわけで、本来の目的を達成するためには労働者マインドを捨ててビジネスオーナーマインドを身に付けることが必須と言えます。
長い目で見て、労働作業量に拘らない自分だけの働き方を創り上げたり、月収数十万円という大きな収入を生み出したりするには、会社員にとっての当たり前である労働者マインドをどれほど磨いたところで意味がないのです。
例えば、一ヶ月あたり5,000個のパンを作って月収20万円を得ている労働者がいたとします。
この労働者がこのままパンを作り続けて、月収100万円を達成する未来が想像できるかと言うと、まず無理ですよね。
もちろん、ひたむきにパンを作り続け、十数年の時間をかけて月収30~40万円を達成することは不可能じゃなく、どんな世界でも労働者としての技能が向上すれば給料は上がっていきます。
ただ、月収20万円を一気に月収100万円まで引き上げることは、労働者にとって現実味のない夢物語なんです。
月収100万円という夢物語を実現するためには、労働者としてパン屋に従事することで昇給を目指すのではなく、自らパン屋を経営することを目指す方が現実的と言えます。
せどりもこれと同じで、ただただ労働者として自力で労働作業を繰り返すだけでは、時間が有限である以上は作業量を増やすにも限度があり、想像の範囲でしか収入が増えないのは目に見えていますね。
労働者の限界レベルを超えて収入を伸ばしていくなら、自力だけでなく他力も利用することが何よりも重要であり、これこそまさにビジネスオーナーマインドでせどりに取り組むということなんです。
なお、このような労働者とビジネスオーナーの違いについては、『金持ち父さん貧乏父さん』という書籍で詳しく学ぶことが出来ます。
『金持ち父さん貧乏父さん』の要点については以下の記事で紹介しています。

終わりに
せどりを始めようと考えている人の多くは労働者マインドが染みついているはずです。
とはいえ、労働者としての働き方に対する不満や不安があるからこそ、会社員とは別に収入源を確保すべく副業でせどりをはじめたはずですから、本来の目的を達成するためには労働者から脱却してビジネスオーナーとしてせどりに取り組むべきなんです。
労働者マインドを捨て去る勇気を持ち、ビジネスオーナーマインドを持ってせどりに向き合いましょう。