あなたは今、会社や仕事に対して満足感を得られぬまま鬱屈とした日々を過ごしていませんか?
僕自身も20代の頃は仕事が嫌で仕方がなく、どうにかこの生活から抜け出したい、自分の人生をがらっと変えてみたいと願い続けました。
そして30歳にしてようやく、とある3つの行動によって未来を切り開くことができ、自分の好きな働き方で個人起業するに至りました。
本記事では、会社が辛くてもがき苦しんだ20代を抜け、30代にして起業を果たした僕が、人生を変えるためにどんな行動をとってきたのかお話ししていきます。
仕事から逃げ出したいと思うことはありませんか?
辛く、そして長く、ひたすら耐え忍ぶ約40年の会社員生活。
そんな生活に絶望しながらも、人生を変えるために何をすればいいのかわからず悩んでいませんか?
何かを変えるためには、当然ながら行動が必要。
だけど、多くの人は人生を変えるためにどんな行動をとるべきか知らないし、行動の方向性を誤って意味のない時間を過ごしてしまうこともあります。
20代の頃の僕がまさにその典型例で、会社員としての生活に嫌気が差し、「人生を変えたい!」という想いで新卒3年目に特許事務所への転職を決意しました。
しかしながら、転職という思い切った行動をしたわりに人生は何も変わらず、転職に人生の変革を期待した僕は大いに落胆しました。
その後、紆余曲折を経てネットビジネスで独立起業したことにより、ようやく人生が大きく変わったんです。
特許事務所で弁理士を目指していた僕がネットビジネスで起業した3つの理由人生を変えたい理由を考えてみる
もしも、あなたが今人生を変えたいと思っているなら、その理由を突き詰めて考えてみましょう。
昔の僕のように、人生を変えたい理由について考えることもなく、安直に「転職すれば何かが変わるかもしれない」なんて思うと大間違いです。
本気で人生を変えたいなら、その理由をあらためて見つめ直し、今後「とるべき行動」と「とってはいけない行動」をはっきりさせるべきですね。
人生を変えたい理由
- 職場が合わない
- 給料が安い
- 激務に耐えられない
- やりがいを感じられない
- 時間の融通が利かない
職場が合わない
不満だらけの職場から開放されたいと思っている人は、まず転職が頭に浮かぶでしょう。
部署の人間関係、通勤時間、勤務地。
こういった職場環境は、転職によって改善できる可能性は十分あるし、今すぐ逃げ出したいなら転職が一番手っ取り早いでしょう。
ただし、転職先で人間関係に恵まれるかどうかは運次第だし、会社員である以上は転勤の不安が常につきまといますから、人生を変えてしまうほどの最高な職場に巡り会えるかと言われると疑問が残ります。
給料が安い
給料の低さに不満があって今の会社から抜け出したいと思っているなら、転職も一つの正しい選択だと思います。
ただし、転職したからといって必ず給料が上がるはずもありませんよね。
高いスキルを持っていても、キャリアがリセットされて一時的に給料が下がることもあるし、そもそも会社員を続ける以上は自分の努力一つで思い通りの収入が得られるわけではありません。
激務に耐えられない
あまりの忙しさに耐えられず今の会社を辞めたいと思っているなら、転職によって激務から開放され人生が好転する可能性も十分考えられます。
ただし、転職先が激務かどうかなんて実際に働いてみないとわからないもの。
たまたま転職先で激務から開放されても、その先の人生で役職や部署が変わればさらに激務が襲ってくるかもしれません。
やりがいを感じられない
- 会社に指定された部署で働く
- 上司に与えられた仕事をこなす
- クライアントの指示通りに動く
- 専門分野に興味を持てない
そんなやりがいのない仕事に対してストレスを感じながら毎日を過ごし、「自分の人生このまま終わっていくのだろうか」と不安を募らせている人もいるのでは?
僕が会社を辞めて人生を変えたいと思った一番大きな理由はこれです。
会社の知的財産部で働いていた僕は、仕事内容や専門分野にあまり興味を持てず、与えられた仕事を淡々とこなし続ける日々が苦痛で仕方ありませんでした。
だけど、僕がそのときとった行動は特許事務所への転職。
会社員という立場はそのままに、専門分野を活かして転職したところで、人生変わるわけがありませんでした。
時間の融通が利かない
- 週休2日のお決まりのサイクル
- 会社に決められた就業時間
- 毎日同じ時間に出勤
そんな会社に時間的自由を奪われた生活に嫌気が指し、「人生を変えたい。もっと自由に生きたい。」と思うようになった人も多いでしょう。
僕が会社を嫌になったのは、時間の融通が利かないことも大きかったですね。
遅刻しないよう毎朝冷や汗をかきながら駅のホームへ走り、何とか満員電車に乗り込みつり革を握って一息。
「なんでこんなにも焦ってまで、同じ時間に同じ場所へ向かわないといけないんだろう…」
そんな不満を漠然と募らせていましたが、転職したところで時間に縛られた生き方は何も変わりませんでしたね。
人生を変える決断には勇気がいる
人生を変えたい理由を具体的に紐解いていくと、「転職」や「転勤」といった会社組織の中で行動を繰り返すだけでは解決しないことがほとんどです。
本気で人生を変えるためには、会社や学校といった与えられた環境から一歩外に踏み出し、働き方やライフスタイルを自ら創り出す行動が必要になってくるんですよ。
しんどい仕事に耐え続ける30代へ伝えたい個人で働き方をつくる方法。だけど、自分にとって必要な行動が分かったところで、その一歩を踏み出せるかどうかは別問題。
多くの人は人生を変えたいという想いを抱きながらも、以下の3つの阻害要因のせいで決断ができずにいるんです。
3つの阻害要因
- 今の環境を失ってしまうのが怖い
- 失敗したときの損失を恐れている
- 周りに迷惑がかかると考えてしまう
今の環境を失ってしまうのが怖い
本気で人生を変えたいと思っている人が必ずしも今どん底にいるとは限りません。
僕自身も過去に転職や起業といった人生を変えるための決断をしましたが、それまで勤めてきた会社がいわゆるブラック企業だったわけではありません。
「もっと楽しく自由に働きたい」という欲求に突き動かされただけの話なんです。
だけど、人生を変えるために大きな決断をした結果、『給料を貰うためと割り切れば耐えられないほどでもない労働環境』すら失うことになったら…。
失敗したときの損失を恐れている
損をしたくない人は全ての行動にブレーキがかかります。
例えば、思い切って人生を変えるための決断に踏み切ったとしても、行動が実を結ばず失敗に終わる可能性だってありますよね。
もしも失敗した場合、時間をかけて行動してきたならばその分時間的損失が生まれ、お金をかけて行動してきたならばその分金銭的損失が生まれます。
人はなるべく損をしたくない生き物なんですよ。
『確実に稼げる~』とか『たった数分で~』といったネットビジネス系の胡散臭い広告に今なお騙される人がいるのは、まさしく損を避けたいという意思の表れですね。
周りに迷惑がかかると考えてしまう
社会に出て数年もすれば、自分の身の回りにいる人が大体決まってきます。
両親、配偶者、子ども、会社の上司など、今後も付き合いが続いていくであろう狭く深い人脈が形成されていくと、こんなマインドに支配されていきます。
- これまで育ててくれた親が反対したらどうしよう…
- 家族の生活に支障があるといけない…
- いつも面倒を見てくれる上司が悲しむかも…
彼らとの関係が密になっていくほどに、勝手な行動で迷惑をかけてはいけないと自分を律するようになるんですね。
会社員が本気で人生を変えるための3つの行動とは
人生を変えるための思い切った決断ができないのは当然のことで、それはあなた自身の精神的な弱さでもなんでもありません。
僕なんて、新卒入社してすぐの頃から会社員生活に辟易としていたのに、起業という決断で人生がガラッと変わったのは30歳からですよ。
人間の本質はそんな簡単に変わりません。
だからこそ大切にしてほしいのは、ゆっくりでもいいので上述した3つの阻害要因を取り除いていくこと。
僕の場合、以下の3つの行動をとったことで、人生を変える上で邪魔になる先入観や価値観が徐々に薄まっていき、結果として起業という働き方を自然に選択することができました。
人生を変える3つの行動
- 環境を変える前に、環境を増やす
- 小さな損失から成果を積み上げる
- マンガやゲームの主人公になりきる
環境を変える前に、環境を増やす
よく「人生を変えたいなら環境を変えましょう」なんて言われますけど、そもそもいきなり環境をがらっと変えるような勇気がないからこそ現状に甘んじている人が多いわけじゃないですか。
だったら、いきなり環境を変える必要なんてないので、新たに環境を増やせばいいんです。
例えば僕の場合、会社員時代は職場と家を行ったり来たりする生活で、「会社」と「家庭」という2つの環境しか知らなかった中、副業でネットビジネスを始めたことにより、「会社」と「家庭」の他に新たな環境が1つ増えたんですね。
- SNSで副業仲間と繋がる。
- コワーキングスペースへ出掛ける。
- コンサルティングを受ける。
- ビジネスサロンに入る。
副業をきっかけに『自力で収入を生み出す起業家やフリーランサーたちが集うビジネス環境』にも身を投じました。
自己投資を会社にした20代と自分にした30代|本気で人生変わった体験。この環境で今まで出会ってこなかった人種と触れ合うことにより、会社という環境を失うことに対する恐怖が徐々に薄れていったんです。
環境を増やす3つのメリット
- 今までの価値観が固定概念だったことに気づく
- 行動力にブーストがかかる
- 働き方の選択肢が増える
今までの価値観が固定概念だったことに気づく
僕は副業時代にせどりというネットビジネスを始め、会社という環境はそのままに、コンサルを受けてメンターと密にコミュニケーションをとれる環境が増えたことで、上司や奥さんと全く同じように起業家とも接する日常が生まれたんです。
すると、今まで絶対だった会社員の価値観が自然と薄れていったんですよ。
当時のことで強烈に覚えているこんな体験があります。
とある日、会社の食堂で一緒に昼ごはんを食べていた上司から「仕事には我慢が付きもの、耐え忍んで努力することが必要なんだ」という話を聞かされました。
僕はその言葉を聞いて辛い大学受験時代を思い出し、確かにそうだよなと納得したんです。
そして同じ日の夜、退勤後にせどりコンサルを受けていたメンターにその話をしたんですよ。
すると、「ただ我慢することに努力のリソースを割くより、我慢しなくてもいい仕事を創り出すことに努力のリソースを割いた方が良くない?」と言われ、ハッとしました。
まさしくリアルタイムに会社員と起業家の価値観の違いを体感したんです。
「会社」と「ビジネス」の両方の環境を手にすると、今までの価値観なんて単なる固定概念なんだということがはっきり理解できるようになり、自然と自分自身にフィットする価値観へ傾倒するようになっていきます。
僕にとっては起業家の価値観の方がフィットしたので、自然に独立起業の道を選んでいましたね。
行動力にブーストがかかる
会社の仕事には常にデッドライン(締め日)が存在し、これを上司や部下とも共有しているので、必然的に仕事をやらざるをえない状況が生まれるんですね。
これに対して、「人生を変えるために自らビジネスに取り組む」ということにデッドラインは存在せず、やらざるを得ない状況に自分を追い込むことが難しいんです。
そんなとき、起業家やフリーランサーと交流できる環境を一つでも持っていれば、人生を変えるための行動に本気で向き合えるようになります。
なぜなら、一定以上の成果を挙げ続けている起業家たちは、他人に与えられたデッドラインなどなくても自分の理想の生き方を実現するために直向きに行動を続けている人たちだからです。
間近でその行動力を体感すると、受け身で仕事に向き合うだけでは人生何も変わらないのがよく分かるし、朱に交われば赤くなるように自分もガンガン行動するのが当たり前になっていきますよ。
本気に天井を作らないこと。今の自分にとっての本気に未来を変える力はない。働き方の選択肢が増える
会社以外の環境で新たな価値観を吸収し、会社という環境がなくなっても生きていける自信が湧いてくると、一気に心の平穏が訪れます。
僕は最初、せどりのコンサルを受けて、メンターから起業家の価値観を吸収しながら副業実績を積み上げていきました。
副業せどりで月商100万円を達成した方法|当時の流れと考えていたことをまとめました。そして、副業の収入が本業を超え、会社員の価値観も起業家の価値観も両方持てるようになり、いつしか自分の働き方を自分で選べる状況に立たされたんです。
このまま副業を続けるも良し、副業を続けつつ転職してみるも良し、いっそ独立起業するも良し。
会社という環境を捨てることなく、起業家と触れ合える環境にも飛び込んだことで、本業と副業で性質の異なる2つの収入を得ることができ、その結果これからの自分の働き方の選択肢が一気に拡がったんですよ。
僕の場合は起業という働き方を選択しましたが、人によっては本業と副業のダブルワークに人生の変革を見出しかもしれないし、働き方を自由に選べるようになるのも『環境を増やす』ことの大きなメリットだと感じます。
小さな損失から成果を積み上げる
いきなり会社を辞めて起業するとか、多額の融資を受けるとか、そんな大きな決断なかなか出来ないじゃないですか。
だったら、少ない初期投資から取り組めることを始めてみましょう。
例えば、今どきネットビジネスなんて副業でも十分に実績が出せるし、少額の初期投資から始められることもたくさんあります。
僕が最初に副業で始めたせどりは、クレジットカードを使ってキャッシュを回すので初期投資費用はほとんどかからなかったし、寝る前にだらだらyoutubeを見ている時間を削るだけでもそれなりに作業時間を確保できたので、「この先もし成果が出なくても損するわけじゃないし…」と自然に行動できたんですよね。
初心者の方へ 電脳せどりと情報発信のスタートアップそして、行動を続けてさえいれば少なからず成果が付いてきます。
10,000円の初期投資費用がかかったとして、10,001円の成果をあげるまで行動を続けられたなら、それはもう自力で収入を生み出す手段を身につけることができたということ。
小さな損失からほんの少しでも成果をあげ、成功体験を積み上げていくと、「損失を恐れず成果が出るまで行動し続ければいいだけなんだ」ということが体感として分かってきます。
- PCを買って副業せどりに挑戦し、PC代を回収できる程度の成果を上げることができた。
- 電脳せどりコンサルを受けて、その受講料を回収して余りある大きな成果を上げることができた。
- 情報発信のビジネスサロンに入って、その入会料を大きく上回る成果を上げることができた。
僕自身このような手順で、最初に小さな損失から少しの成果を上げたことを起点として、成功体験を積み上げてきたことで、独立起業という大きな決断すらあっさりとできるようになったんですよ。
マンガやゲームの主人公になりきる
周りの迷惑を考え、自分の欲求を押し殺して体裁を保つことって、自分の人生を他人事として生きているようなものなんですよね。
でも、あなたが今生きている人生は、あなた自身の人生であって、その主人公は他の誰でもないあなた自身なんですよ。
ちょっと古い話になりますが、僕が高校生の頃プレイしたゲーム『ファイナルファンタジー10』にて、アーロンというキャラクターが主人公のティーダにこんな言葉を投げかけます。
これはお前の物語だ。
FF10はこの言葉から主人公ティーダの物語が紡がれていくんですが、まさしく現代を生きる僕たちの人生もこれと一緒。
自分の人生の主人公は自分自身であって、自分の人生を自分ごととして生きていかないと物語は何も動き出さないんですよね。
「自分はこの物語の主人公なんだ」と考え、そこに物事の決断の軸を置いておくと、自然に人生を変える行動がとれるようになっていきます。
例えば、HUNTERXHUNTERの主人公ゴンが「育ての親のミトさんが悲しむから…」とか「仲間のキルアやクラピカに迷惑がかかるから…」という理由で『ハンターになって父親のジンを探す』という旅を諦めることなんて絶対にないじゃないですか。
それは決して親や仲間を無視しているわけじゃなく、主人公として自分の気持ちに正直に直向きに行動し続けることでどんどん目的を達成していき、その姿を周りに魅せ続けることで親や仲間にも幸せになってもらおうとしているんです。
僕の場合、結婚して家族ができたり、分譲マンションという大きな買い物したりと、どんどん自分を取り巻く環境が固まってきた中で、30歳という節目の年齢を迎えて、独立起業という決断をしました。
これって普通の思考だとなかなか難しい決断だと思うんですよね。
でも、自分の人生を自分ごととして捉えれば、意外と当たり前の決断なんです。
心底「人生を変えたい」と思っているのに、その気持ちを押し殺して何も行動せずじっと耐えていては、いつまで経っても物語は動き出さないじゃないですか。
もしも、家族に迷惑がかかると思うなら、その迷惑をすっ飛ばすくらい家族が幸せになれるように、人生を変えるための行動に本気で向き合えばいい。
起業家やフリーランサーが集う環境に飛び込んでみるとよく分かるんですが、彼らは皆一様に主人公として自分の人生を生きていて、その行動で周りの人たちを幸せにしようと努力しています。
人生を変えたいと本気で思うなら、「もしも自分がマンガやアニメの主人公だったらどんな決断をするだろう」と考え、導き出した答えに対して素直に行動するようにしましょう。
終わりに
20代にして「人生変えたいなぁ」と思いつつもダラダラと正しい行動が取れなかった僕ですが、人生を変えるための3つの行動を意識的に取り入れたことによって、自然と独立起業という道を選ぶことができていました。
人生を変える3つの行動
- 環境を変える前に、環境を増やす
- 小さな損失から成果を積み上げる
- マンガやゲームの主人公になりきる
起業した頃にはもう30歳を迎えてしまっていましたが、何歳になろうが、どれだけ時間がかかろうが、行動次第で人生なんて大きく変わるものだなと実感します。
平凡な会社員だった僕は、会社員を続けながらも起業家の価値観を吸収できるコンサルという環境に飛び込み、せどりという損失の小さなネットビジネスで着実に成果を上げ、主人公として自分に正直に直向きに行動して家族全員を幸せにしようと起業を決断しました。
本気で人生を変えたいと思いつつも現状に甘んじてモヤモヤした日々を送っている人は、ぜひこれを参考に行動の一歩を踏み出してみてほしいと思いますね。